格差が広がっている北九州、北橋市長は本当に市民の声を聞いているとは思えない
【石田議員のプロフィール】
昭和23年1月生 60歳 中間市で生れ、遠賀村で育つ
八幡工業高校機械科卒業 18歳から日本共産党に入党
北九州の企業に入社後、多くの労働活動に携わり、民主商工会に16年勤務
現在北九州市議会議員6期目 八幡西区選出
―――――共産党に入党された経緯をお聞かせいただけますか。
石田:
私が育った遠賀村は、鞍手郡に近いところで、当時炭鉱の閉山で離職者が多く貧しい地域でした。父も遠賀町で議員を務めていたこともありますが、共産党の「科学的社会主義」の考え方に共鳴して、自分も15歳から民青の活動に加わりました。
最近、日本の社会の中で格差が広がり、改めてマルクスの考え方が見直されてきていますが、理論的にきちんと社会の問題を捉えて解決すべきだと考ええたことが一番共産党に入党した理由でしょうね。
―――――まず平成20年度の北九州市政の重要な課題は何だとお考えでしょうか。
石田:
北九州の中でも格差が広がり、貧困層が増えていることが一番の課題であり、格差を解消する政策を早く実行することが必要だと思います。
北九州では自動車産業の誘致合戦が進んでいますが、正規雇用が7割、非正規雇用が3割ぐらいと、データの取り方では更に非正規が4割近くと、格差を拡大させる雇用の形態が進んでいます。
企業誘致を否定する訳ではありませんが、外から企業を引っ張り込むだけでは、北九州の経済が活性化され、雇用環境がよくなると思えません。
市民や地元中小企業が中心となる内発型発展が、北九州にとって大切だと思います。
今の北橋市政はこの格差を解消するための動きができていないと思います。
―――――最近、北九州市政で市民から相談受ける内容ではどのようなことが多いのでしょうか。
石田:
私は月に100件ぐらいの相談を受けていますが、福祉、教育、医療、中小企業対策などが多い中で、この4月は後期高齢者医療制度がスタートしたこともあり、高齢者の方からの生活苦の相談が増えています。
国民年金の満額が出たとしても月に65,000円の年金だけでどうやって生活していけばいいのか、怒りと現実的にどう生活すればいいのかという声が、本当に多く市民から寄せられています。
つづく
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