九州グリーン購入ネットワーク・福岡は、5月22日（木）北九州市のリバーウォーク（北九州市小倉北区室町1-1-11）北九州芸術劇場・中劇場において、「ひろげようグリーン購入の輪」をテーマに同団体設立１周年記念フォーラムを開催した。

　フォーラムでは、記念講演として、元内閣総理大臣で国際GPN顧問である村山富市氏が「これからの日中関係　―政治・経済・文化―」、環境省審議官・小林正明氏が「環境配慮方契約法について」をテーマに講演を行った。

　記念講演後は、グリーン購入ネットワークの地域団体より各5団体が活動事例報告を行なった。第9回グリーン購入大賞環境大臣賞受賞団体である滋賀銀行が『滋賀銀行の環境経営　～お金の流れで環境を変える～』と題し、同行が取り組む環境を主軸としたCSR経営を紹介。省資源・省エネルギーのエコオフィス作りや、環境対応型金融商品・サービスの開発、提供による地域への環境保全活動への働きかけなどを紹介。

　九州からは、熊本の「Rびんをひろめよう会・熊本」が、ガラス瓶のリユース、リサイクル事業を報告。リフューズ（不要なものを持ち込まない）、リデュース（排出物の削減）、リユース（再使用）、リサイクル（再利用）の「４R」活動を軸に、900ｍｌの茶瓶のリユース事業を展開。酒造メーカー、流通、行政のメリットを説明した。

　最後に九州グリーン購入ネットワーク・福岡代表・二渡了氏が、同会団体の一年間の活動を報告。また今後は団体名を「九州グリーン購入ネットワーク」と改め、活動を福岡だけでなく九州全域をカバーする活動へ移行することを発表した。

　今回Ｎｅｔ-ＩＢニュースチャンネルでは、記念講演を行った元内閣総理大臣・国際ＧＰＮ顧問の村山富市氏より、コメントをいただいた。

　現在の大量生産、大量消費、大量廃棄型社会がもたらす環境問題は深刻化しており、企業もその社会的責任が問われる時代である。グリーン購入ネットワークが進める持続可能な循環型社会の構築活動は、環境配慮型製品の市場形成、そして環境配慮型製品の開発を促進させる重要な役割を果たし注目されている。

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