◆01 県議会定例会開会 吉村敏男(民主・県政クラブ会長)氏、副議長に選出される
◆02 教育この人に聞く「 企業人の知恵を教育の現場に その1 」
博多21の会・教育委員長/(株)OREC 代表取締役社長 今村健二 氏
◆03 したたかなフランスの環境政策 環境問題という「空気」
◆04 アジアにおける拠点空港としての北九州空港整備考 その36回目
(株)安川電機 取締役社長 利島康司 氏
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県議会定例会開会
吉村敏男(民主・県政クラブ会長)氏、副議長に選出される
第6回福岡県議会定例会が開会し、吉村副議長を選出。 副議長との単独インタビューを行なう。
22日、第6回福岡県議会定例会が開会した。冒頭、ミヤンマーと中国四川省の大災害に対してお見舞いの挨拶が行われた。後藤元秀副議長の辞職願いを了承した後、副議長の選挙に移った。投票の結果、吉村敏男議員が有効投票数85名(無効3名)で副議長に選出された。新副議長は挨拶で「財政、地方分権の課題を誠意をもって進め、福祉と生活向上のために尽くす」と決意を表明した。
続いて麻生県知事から8件の議案提案理由が行われ、「道路特定財源の成立で地域に不可欠な道路整備が進めることができる。地方分権型への転換を図っていく」と説明した。
最後に在職12年の議員表彰が行われ本日の日程を終了した。定例会は6月11日まで開かれ、30日からの本会議代表質問で本格化する。
●○吉村副議長との単独インタビューの内容○●
本会議終了後、ご多忙のなか吉村副議長が弊社との単独インタビューに応じていただいた。そのポイントを紹介する。
1、昨年の県議選での躍進を受けた形で副議長に選出されたが、9人の1年生議員のひたむきな議会活動の力で副議長に選出されたともいえる。
2、県北部の自動車産業の蓄積という麻生知事の政策は正しいと考える。県南部は食料生産基地として重要な役割があるのでその基盤整備ための方策が必要になっている。
3、財政再建三位一体改革で地方にしわ寄せが来ている。限られた財源の中で選択と集中が求められている。
4、空港問題については、都市づくりの関連で空港の役割が拡大しているので、県民の合意形成をどう作っていくのかが重要になってきている。
5、執行部と議会は「二元代表制」といわれているが、議会、議員の力は首長と比べると圧倒的に弱い。その意味では、副議長の1年交代は、執行部に対していくために、議員がいろんな経験をしていくという積極的な意味としてとらえている。
6、政務調査費問題については、議会の小委員会で討議を継続して改革に熱心に取り組んでいる。
~~~詳細は本誌『IB』にて~~~
(レポート・大津啓)
博多21の会・教育委員会 委員長/(株)OREC 代表取締役社長 今村健二 氏
創立60周年を向える株式会社オーレック。農業管理作業機をはじめ、各種草刈機、耕
うん機、芝刈り機などの製造販売を行い業界のパイオニア、リーディングカンパニーとし
て躍進を続ける。農機具業界全体の売り上げが落ち込みを見せる中、オーレックは毎年順
調な伸びを見せているのだ。
その好調な社業を支える今村社長には、本業とは別のもう一つの顔がある。博多21の
会教育委員会委員長の顔だ。子どもたちを取り巻く教育環境の再生は待った無しが叫ばれ
ているが、その取り組みについて聞いてみる。
【将来を担う子どもたちのために】
記者/ 博多21 の会と、委員長を勤めていらっしゃる同会教育委員会についてお聞か
せ下さい。
今村/ 博多21の会は、福岡に活動基盤を持つ経営者と文化人を中心にした会です。
私利のみに走らず、公利を考える経営を基軸に、お互いに切磋琢磨しながら、地域
の発展と共に福岡から九州、そして日本を代表するような企業を目指そうという理念で昭
和61年に先輩方の手で設立されました。
同会には総務広報、文化、交流、教育、経営、都市ビジョン、空港委員会と7委員会が
あります。
私はそのうちの教育委員会で委員長を平成19年より仰せつかり勤めています。
子供たちを取り巻く教育の環境は危機的な状況で、待ったなしの改革が必要ですが、企
業経営者としての知恵を活かして、そんな、子どもたちの現状を改善しょうという趣旨で
活動しています。
つづく(インタビュー・清田進)
━━ 博多21の会URL http://www.hakata21.net/
━━(株)OREC URL http://www.orec-jp.com/
●環境問題という「空気」●
先日、東京でとある地球環境に関するシンポジウムを取材した。今年は洞爺湖サミット
で主要議題となることもあるのか、昨今、新聞でもテレビでも「環境」「エコ」という言
葉を目にしない日はないが、さすがに関心は高いらしく、会場は500の席では足りず、
立ち見が出るほどお客が集まっていた。
基調講演の講師が熱弁を振るう。曰く、
「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第4次報告にあるとおり、CO2が地球
温暖化の原因であることはもはや結論が出ている。このまま放置しておくと気温が上がり
大変なことになる。
実は世界は『地獄の1丁目』にまできているのだが、まだまだ政治の対応が足りない。
地球温暖化についてはまだ懐疑論者もいる。時々の複数意見が常に真実であるとは限らな
いけれども、圧倒的多数の科学者の意見には耳を傾けざるを得ない」
このように、CO2による地球温暖化に対する危機感と正当性を主張する論調で講演は
つづいた。
もとより、地球環境は未来永劫大丈夫だなどと思ってはいないし、気候変動によって美
しい日本の原風景が失われることには抵抗を感じるので、漠然と環境(政策)の必要性は
感じるものの、CO2と地球温暖化との因果関係については、証明が極めて難しい問題で
ある。
CO2悪玉説を唱えるのは自由で、それを信じるのも自由だが、それを強制されるのは
ごめんである。昨今の環境問題を取り巻く状況を眺めていると、「環境問題に関心を寄せ
ずんば地球人にあらず」というような「空気」を感じてしまうのは記者だけだろうか。
その昔、ナチス・ドイツが欧州を席巻し、対ソ連では、モスクワに迫りつつあった昭和
15年ころには日本では「バスに乗り遅れるな」というスローガンが流行し、この「空気」
に押され、三国同盟、日米開戦へと突き進んでいったということがあったが、その結果に
ついては言うまでもないだろう。
このように「空気」に呑まれて物事をすすめてもろくな結果にはならないのだ。平成の
日本には「バスに乗り遅れても」いいので、道のりと目的地をしっかり見定める平静さが
求められるのではないか。
環境問題を取り巻く「空気」のなかでは、「ヨーロッパの取り組みに比して日本はまだ
まだ足りない」「ヨーロッパはエコ先進国だ」という論調をしばしば耳にするが、環境政
策のご本尊であるヨーロッパの国はどのように取り組んでいるのか、EUの中心国でもあ
るフランスの環境政策について見聞する機会を得たので、その経験から日本が「『環境』
というバス」にこのまま乗り込んでいていいものかどうかを考えてみたい。
つづく(レポート・日下部晃志)
120回連載企画
対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その36回
●○ 対談「児玉が聞く」/(株)安川電機 取締役社長 利島康司 氏
●○ 北九州・福岡都市圏で空港整備を・リーディングカンパニーからの助言 その1
産業用ロボットで世界シェアのトップをいく安川電機産業は、激流となって展開する
アジア経済のまっただ中で事業を拡大している。
一方、創業以来、九州を代表する企業として地元経済への貢献を社是として実行して
きた。
その安川電機を率いる利島社長の目から見た今後の空港整備の方向性の在り方と、地
元北九州におけるロボット産業のリーディングカンパニーとしての取り組みについて弊
社社長の児玉が話しを聞いた。
《アジア経済と空港》
児玉/ 御社は年間延べ約3.000名の社員が北九州からアジア地域に出張すると聞いて
います。
利島/ 現在、当社の売上の5割は海外です。なかでも、アジアにおける伸長が著しく、
ここ5年間で欧米が年率10%の伸びに対して、アジアは30%です。
児玉/ まさに、躍動するアジア経済の最前線で仕事をしておられるわけですが、その
アジアのパワーを九州に呼び込むという点で北九州と福岡の両空港をどのように
位置づけるかということは重要なテーマです。
利島/ 北九州は製造業、福岡は商業都市としてのそれぞれの特徴を持ちますが、おの
おの独立して考えるのではなく、一体として連携しなければ、とてもアジアの動
きには適いません。
その典型的な議論が空港問題です。福岡側は単独で機能を満たす方向で議論を行い、
北九州側は、連携を前提に空港整備を進めてきました。
つづく(文・構成/清田進)
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