◆01 県議会、代表質問始まる
◆02 教育この人に聞く「 企業人の知恵を教育の現場に その5 最終回 」
博多21の会・教育委員長/(株)OREC 代表取締役社長 今村健二 氏
◆03 環境レポート/したたかなフランスの環境政策 その3
◆04 アジアにおける拠点空港としての北九州空港整備考 その40回目
(株)安川電機 取締役社長 利島康司 氏 その5 最終回
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●○ 田村県警本部長 ○●
「再発防止が末端まで浸透していなかった。組織のあり方を見直し、安心・安全の街づくりの先頭に立つ」
5月30日の本会議代表質問は自民党県議団の鬼木誠(福岡市中央区・当選2回)と民主・県政クラブの原竹岩海(筑紫野市・当選2回)の2議員が登壇。警察の不祥事問題と道路財源をめぐる問題が中心になった。
午前の代表質問に立った鬼木議員は、暫定税率、道路特定財源に対する麻生知事の政治姿勢を質した。
麻生知事は「予算関連法案は年度内に成立するよう求めたい」と述べ、減収14億円については交付金ー「真水」で対応するよう政府に求めていきたい、来年度からの特定財源の一般財源化に伴い道路財源の確保にこれまで以上に力を注ぎたいと述べた。
また、戸畑署の巡査部長が、児童福祉法違反、売春防止法違反で逮捕された事件で、県警の田村本部長はお詫びをした上「これまで倫理委員会で再発防止に努めてきたが、浸透していなかった。幹部の意識改革、危機意識を高め県民の付託の応えたい」と述べた。
午後から登壇した原竹議員は、警察の不祥事に対する知事の考え、後期高齢者医療制度、重度障害者医療制度に対する県の助成、筑紫野市における産廃施設の撤廃について知事の姿勢を質した。
麻生知事は、後期高齢者医療制度への理解を訴え、重度障害者に対しても後期高齢者医療制度への加入の促進を述べるにとどまった。また筑紫野市の産廃施設については、監視体制を強め、県民にも数値を公表し住民の不安の解消に努めていくと述べた。
原竹議員は重度障害者の医療制度と筑紫野産廃施設に対しての再質問と、地方分権の立場から一般財源の使途については住民の希望する分野へあてることを要望した。
博多21の会・教育委員会 委員長/(株)OREC 代表取締役社長 今村健二 氏
【学校現場へ企業経営の目を】
記者/ 授業内容や生徒の指導、教師の研修、地域・家庭との連携などが学校の評価を行
なう学校外部評価制度への取り組みも行なわれていると聞いています。
今村/ 学校選択制導入が必要な理由も同様なのですが、学校の現場、また先生方の意識
改革という実現が必要な課題があります。学校という隔離された環境では子どもた
ちへ一方的にもの事を伝えるという意識に陥りがちです。
そこで、子どもたちの立場や、地域の目を入れた意識改革を進めるということを含めて
学校外部評価委員に企業経営者を加えるという提言を行ない実施しています。
また、よく話題になる不当なことを学校に要求してくるモンスターペアレンツ対策です
が、その対応は各学校で教頭先生が行なっています。ところがなかなか手に負えない。そ
こで、企業経営者としての経験を活かしてわれわれも対応の助言・協力を行なっています。
【家庭・社会の教育力再生】
記者/「父親が学んで家訓をつくろう」という講座の普及を行なっていらっしゃいますね。
今村/ 家庭そして社会の教育力の低下ということも大変大きな問題です。そこで、まず
家庭の教育力復興の取り組みとして、この講座の普及を推進しています。偉人伝を
学んでお父さんが家訓をつくるという講座を社員研修の一貫として企業が行なうことを
寺子屋モデルのご指導を得ながら進めています。家訓と言ってもそう難しいものでは有
りません。
例えば「いろは七訓・いつも皆で元気にあいさつ」のような親しみがあるものです。数
回の講座でわが家の家訓ができあがるのですが、改めて家族の和を感じさせられ感動しま
す。
記者/ 本日は、大変意義ある取り組みをお聞かせ頂きありがとうございました。
今村/ ありがとうございました。
おしまい(インタビュー・清田進)
━━ 博多21の会URL http://www.hakata21.net/
━━(株)OREC URL http://www.orec-jp.com/
━━ 寺子屋モデルURL http://www.terakoya-model.co.jp/
●○ 風力発電開発の思惑 ○●
折よく、発電用の風車を建設する場面にも遭遇することができたのだが、その建設を請け負っているのは、オランダとドイツの企業チームである。聞いてみれば、彼らは、母国から出張してきて、約3ヶ月間、フランス国内で作業をしているという。そして、風車建設の計画、風車用の土地の貸借などデベロッパー的な役割をしているのは、フランスのヴェオリア社だ。ヴェオリア社は、水処理やエネルギーなど、公共事業の開発をグローバルに手がけている会社で、近年、この風力発電に力を入れているという。
国境を越えた企業連合で、新エネルギーを開発しているというわけだが、このような形態はヨーロッパではもはや珍しくもないそうである。
国内の業者を使うとか、需要を喚起するといった意味合いはほとんどない。とにかく、一刻も早く、風車を立ち上げ、風力発電量を増やすという発想が読み取れる。
昨年のことだが、フランス政府は「発電のCO2排出を2020年にほぼゼロ」にする方針を打ち出している。その概要は、
○2020年までに風力発電等の再生可能エネルギーの割合を2割にし、7割強を占めている原発と合 わせ、CO2をほとんど排出しない発電方式を9割以上にする。
○新エネ導入促進のため原発の新設は当面凍結する。
○来年から再生エネルギーに関する研究開発費を原発と同じ水準まで引き上げる。
○自動車や航空機による化石燃料の消費が大きいことから、鉄道への移行を誘導するため高速道路と 空港は新設しない。
○TGVを新たに2000km新設。
○路面電車を1500km新設。
○高速道路の制限速度を時速10km下げる。
と、いうものだ。
正直言って、「ここまでやるか」という思いを拭いきれない。CO2に関しては、発電の7割強が原子力でまかなえるため、十分環境には配慮しているはずなのだが、それでも足りないというのだろうか。
「環境」という価値に目覚めた、という見方もできるかもしれないが、もっと何か別の思惑があるような気がするのである。
つづく(レポート・日下部晃志)
120回連載企画
対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その40回
●○ 対談「児玉が聞く」/(株)安川電機 取締役社長 利島康司 氏
●○ 北九州・福岡都市圏で空港整備を・リーディングカンパニーからの助言 その5
《北九州の安川電機として -2》
児玉/ 御社が支える地域経済の裾野の広さ、また歴史的な深さは大変なものですね。
利島/ コストダウンのために安い人件費を求めて安易に海外に生産拠点を移すようなこ
とは避けてきました。その結果多くの地元の協力工場・企業と良好な関係を保って
います。(本文のつづきはこちら)
児玉/ そのような御社のこだわりは、地場企業を育成する効果もありますね。
利島/ 「安協会」といいまして、当社を支えてくれている企業の協力会があります。
現在、40社ほどで、延べ2,000名ほどの総従業員数になるかと思いますが、当社の
成長に伴い、ここ数年平均で1.7倍から2倍に売上を伸ばし、多数の協力企業が中小の優良
法人として頑張っています。
《ロボット産業、その今後》
児玉/ 荷物を運搬しながら案内を行う、御社開発中のロボット、ロボポーター(注)の
実証試験が北九州空港で行われました。
利島/ 当社は現在、産業用ロボットを世界中に供給していますが、その技術を今度は、
一般の社会生活にかかわるロボットへも広げる試みを行っています。
児玉/ 今後のロボット産業への取り組みをお聞かせください。
利島/ 県と北九州市、福岡市が設置したロボット産業振興会議の会長を仰せつかり、産
学官連携によるロボット産業推進のお手伝いをしております。自社の取り組みとし
ては、本社工場をすべてロボットの開発・生産に集中させ、その一部を「ロボット村」と
して北九州市の産業観光ルートに組み入れてもらい、公開しています。
将来はロボットの博物館やロボットの学校も設立し、若い研究者や子供たちがいつでも
見学したり勉強したりできるようにしたい、という構想も持っています。
児玉/ 世界を相手にしての事業展開を行う視点からの空港の話し。また、どこまでも
北九州・福岡を九州を基軸にという社是が伝わってくるお話でした。ありがとうご
ざいました。
利島/ こちらこそ、ありがとうございました。
おわり(文・構成/清田進)
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