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公用車タクシー代わりに使用(8) 際立つ市民感覚とのズレ 「感覚が分からない」・・・秘書課長の感覚に疑問
福岡市政ニュース
2008年5月21日 10:08

 吉田市長が市長公用車に女性二人を同乗させていた問題で、市秘書課は「全く問題ない」と断言する。
 では、公用車に同乗した女性二人に、本来支払うべき交通費が発生しなかったということは、市長の女性二人に対する便宜供与にあたるのではないか、と聞いてみた。
 間をおいて、「その感覚は分かりませんね」という言葉が返ってきた。

 公用車をタクシー代わりに使用したことは、どんな理由があるにしろ、同乗した女性二人に便宜を与えたことになる。
 市民感情としては、税金で運行が成り立っている公用車を、私的に使ったともいえる今回の事案について好ましく思えるはずがない。
 公私の区別がついていないことに加え、女性二人に利益を与えたこともまた事実である。
「その感覚が分からない」というのが秘書課長の本心なら、市民との距離はかけ離れているとしか言いようがない。
 結局、便宜供与との指摘に対しては、(この場では)「見解ははっきりしない」という結論になってしまった。

 法制課に聞いてみないと法的なことは分からないというが、ただで公用車に同乗した分、交通費が発生しなかったことは、子どもでも分かる話だ。
 市長は「政治家」としての一面も有している。市民に「寄附」することは公職選挙法がこれを禁止しており、安易に個人的利益を与えていたら、問題となる場合もある。
 「公務」ならなんでも許されると考えているとしたら大間違いである。

 秘書課長との問答を通して、市役所(秘書課だけかもしれないが)と市民の間に大きな意識のズレを感じさせられた。
 市長が公用車を私的に、しかもタクシー代わりに使うことが「全く問題ない」はずがあるまい。
それでは、他の職員や市OBなどは今回の事件について、どう考えているのだろう。匿名を条件に話を聞いた。まずは、市OBの話から順次ご紹介する。

市OB(70代)
「お粗末ですね。ありえない。まず、私的飲食と公務は厳然と区別しなければならない。
案内文書もない、公費支出もないものを公務とするのなら、自分たちの時代と余りに違いすぎる。役所が『公務』というからには、それなりの『公務』としての成り立ち方があって然るべきでしょ。そんなもの(中央区平尾の飲食)は『公務』であるはずがない。

役所が『公務』とさえ言えば、何でもかんでも『公務』になるというのは危険なことですよ。一般の方を公用車に乗せるなんて、もっとないことですよ。論外だ。歴代市長はそうしたところには神経を使った。早めに公用車を帰して、タクシーを使えばいいじゃないですか。皆、そうやって来たんだ。なぜ吉田さんに教え込まなかったのかな?」

 いきなり手厳しいご意見であるが、聞いていて当然のこととしか思えない。
この感覚、今の秘書課にはないのだろうか?

つづく

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