テレビCMを見ている方なら、「パチンコのCMが増えたなぁ」と感じている人も多いであろう。あたかも“パチンコ業界は好調”のようだが、実状はと言うと、九州・山口だけで見ても過去4年間で300店以上のパチンコ店が倒産・廃業しており、大変苦しい状況にある。
原因は何か。長期に渡る不況、それに加え痛手となったのが、風適法と貸金業法の改正である。二つの法改正により、賭博性の高い遊技機の撤去を求められ、さらに消費者金融からの借入規制が厳しくなったことで、パチンコで一攫千金を狙うユーザーが減り、経営悪化を強いられるようになった。
今後もさらなる規制の強化が予想されるパチンコ業界はどう歩んでいくのか。動向に注目したい。