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VOICE OF HEARTを聴いて ラジオ聴取者、それぞれの想い | CMC特別レポート
特別取材
2008年5月29日 13:21

 前回まで、地雷被害者の心のケアを目指してCMCが取組んできたラジオ番組「VOICE OF HEART」の実施に至る経緯と、その実現に向けたCMC現地駐在員の奮闘ぶり、そして実施後のカンボジアの人々の反応について触れてきた。そこで今回は、ラジオ聴取者一人ひとりの具体的な感想や意見を紹介していく。

障害のある人々の想い

○この番組は、私たち障害を持った者に対し、直接物を提供するのではなく、ラジオを通して、私たちの心を元気にしてくれた。とても嬉しかった。感謝の気持ちでいっぱいだ。私たちは、今は障害者と言われるけど、昔は障害なんて無かった。内戦、戦争で国を守り、その結果、障害を負ってしまった。そして、障害を負った人の中には人生を諦める人もいたけれど、彼らは国のために頑張って生きた人たちだ。障害を持っていても、社会のために役に立てる。さげすむのではなく、障害が無い人たちと同じように敬意を払ってほしい。障害を持った人々が仕事を見つけたとき、私はとても嬉しい気持ちになる(シェムリアップのSeeing Handにて)。

○ラジオ番組を通して障害を持った人の心の叫びを伝え、生きていくための希望と元気を与えてくれた。そして、障害を持った人たちも社会の中で物乞いをして生きていくのではなく、自分の力で幸せに生きられるのだという勇気を与えてくれた(シェムリアップのSeeing Handにて)。

○障害を持った私たちの人生を知ってもらう、とてもすばらしい番組だったと思う。家族を養うためにもっと頑張って働くぞという強い気持ちを駆り立ててくれた。番組司会者の、「悩まないで下さい、自分たちの力でできることを精一杯やってみましょう。多くの組織が皆さんをサポートしてくれますから」という言葉が心に残った。そして、私は新しい自分に生まれ変わった気がした(シェムリアップのSeeing Handにて)。

○「VOICE OF HEART」は、カンボジア中の人々、とくに次の世代を担う子供や若者に、障害を持った人の置かれている厳しい現実を伝える重要な意味を持つものだったと思う。とりわけ詩は、子供たちの心に届いたのではないだろうか。困難を乗り越え、一生懸命生きる障害を持った人々を差別しないで欲しい。これは、すべての人々に強く言いたい(バッタンバンのVRTCバイク修理教室にて)。

○番組を聞いて、幸せな気持ち、エキサイティングな気持ちになった。多くの障害を持った人たちの人生が、私に多くのことを教えてくれた。障害を持った人々は、それぞれの困難に直面し、それを彼ら自身の力で乗り越えていることが分かった。障害を持った人の人生をもっと知りたいと思った。どんな技術を習得し、社会の中でどう活躍しているのかをもっともっと知りたい(バッタンバンのVRTCバイク修理教室にて)。

○私はこの番組に参加し、障害者バレーボールチームの活動、地雷被害者のことを広く世の中に知ってもらいたかった。インタビューを通して、それができたと思う。障害者の置かれている立場を理解してもらいたかった。私たちのバレーボールチームも資金不足は深刻だ。地方を出て、プノンペンで家を借り、食事をし、生活をしなくてはならない。遠征もあり、お金がかかる。それが私の一番の悩みだ(ラジオにも出演したナショナルバレーボールチームのコーチ)。

○とても良いプログラムだった。障害を持った人々の可能性、能力を示してくれた。手足が無くても、何でもできるってことを(プノンペンのAARバイク修理教室にて)。

○地球上の誰もが、人生において、困難や壁にぶつかり、それを努力して乗り越え生きていく。それは障害の有無にかかわらず、誰だって同じこと。人生で成功するためには、多くの努力・挑戦をしなくてはならない。私たちの“からだ”には障害があるが、“心”には障害なんて無い。私は、私の人生のなかで努力し、幸せをつかみたい。ラジオに出演していた人たちのように…。

障害の無い人々は

○私はこの番組を通して、障害を持った人たちが多くの問題を抱え、寂しい思いや辛い思いをしていることを知った。しかし、彼らはいつも前向きに全力で生きていた。そんな人たちのことを知ることができて良かった。

○私はラジオをつけていたものの、この番組を聴くつもりでつけていたわけではなかった。しかし、そんな私をラジオ番組が夢中にさせ、元気づけてくれた。この番組は、障害を持った人々を元気づけるだけでなく、一生懸命生きる人々を差別してはいけないと呼びかける意味でも、大きな役割を果たすものだったと思う。

○番組は、障害を持った人々の苦労、困難を私に教えてくれた。障害を持った人々が、家族のために頑張っている姿が番組の中にたくさんあった。障害の無い私たちにとっても、彼らの困難を知ることは重要であると感じた。

○番組が、障害を持った人々の頑張って生きる姿を私に教えてくれた。障害があっても、社会のために努力している姿に心を打たれた。このことをもっと多くの人に伝えるためにも、ぜひ放送を続けて欲しい。

予想を超える反響

 世界でも画期的と言えるラジオを媒介とした取り組みの反響は、CMC自身の予想をはるかに超えていた。単に被害者の心のケアにとどまらず、健常者側の障害者に対する差別の解消や、思いやりの喚起、また、被害者の経済的自立に繋がる仕事の紹介、さらには地雷被害の回避に向けた広報の役割まで果たしてきたことが分かる。それだけに、多くの聴取者の継続への期待や要望が強く、CMCはこの事業の継続を決意した。

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