圧倒的な情報力で福岡市政を斬る!【MAXふくおか市政ニュース】
01●中牟田氏のコーディネイトで決められた? 2件の「公務」
~市長公用車不適切使用に反省なし~
02●「食育の危機」 手つかず・袋入りのパンがゴミになる現状
~寄せられたお母さんの声~
03●福岡市が市立東清水保育所の運営者を募集
●中牟田氏のコーディネイトで決められた? 2件の「公務」
~市長公用車不適切使用に反省なし~
(中牟田健一氏への直撃取材から)
昨年12月4日(火)、吉田宏福岡市長が、市長公用車に女性2人を同乗させ、タクシー代わりに使った問題は、市秘書課長が事の経緯について「中牟田健一さんに聞いて下さい」と説明責任を放棄。問題の中央区平尾の飲食についても「公務」であると強弁しながら、参加者など会合の詳細についても、中牟田氏に聞けと、本来の自身の「公務」を民間人に押し付けていた。
やむなく、中牟田健一氏(元岩田屋社長)に取材を申し入れ、多忙な同氏に話を聞くことができたが、残念ながら全ての疑惑は晴れなかった。
それどころか、中牟田氏自身が吉田市長から誘われ、市長公用車で自宅まで送られていた事実が判明、公務を盾に「全く問題ない」としていた市長や市秘書課などの強弁の根拠は、事実上崩れ去った。
中牟田氏の説明については詳細を掲載したが、改めて疑問点や矛盾について検証してみよう。
◆12月4日・中牟田氏の人脈・尽力で連続した「公務」
問題の12月4日、6時半以降の吉田市長の「公務」は、3件だったことになっている。
しかし、既報のとおり、毎週金曜日に発表される市長の公務日程には、3件とも入っていなかった。特に最後の2件は今回の問題に直結する公務である。情報公開請求で開示された同日の公務についての文書を、参照していただきたい。
なぜか市役所公式ホームページ上の市長の動きにも、昨年12月4日の問題の2件は記載されていないが、後出しの公務日程では
20時15分 シュードル・ニコラ氏祝賀会
21時 地元経済人との懇談会
となっている。
シュードル・ニコラ氏については、これまで「フランス農事功労勲章受章者」と記してきた。中牟田氏はこのニコラ氏を、自身が社長だった岩田屋に誘ったのは自分であるとして、親しみを込め「ニコラ」と呼称する。
そして、そのニコラ氏の授章祝賀会への出席を吉田市長に依頼したのも中牟田氏だったと明言している。「祝賀会の初めだか終わりだか、ちょっと顔出して、挨拶だけでも、と話をした」まさに中牟田氏が市長の出席を促したということだ。
その延長線上に「パーティ(ニコラ氏の祝賀会)では、ほとんど食事ができない。市長も自分も食事をしていない。もしよかったら食事かたがたフランスのマスコミの方と話をしませんか」として中央区平尾の和食店「なかむた」を予約したとする。
12月4日のホテル日航福岡で行なわれた「祝賀会」と、中央区平尾の和食店「なかむた」で開かれた「懇談会」は、中牟田氏のコーディネイトで決められた「公務」だったことになる。しかも、平尾「なかむた」の飲食については案内文書さえ存在せず、口約束のレベルだったことが証明された。口頭で市役所に「公務」を認めさせるとはすごいことである。
中牟田氏の吉田市政への影響力の強さに驚かざるを得ない。
(特別取材班)
●「食育の危機」 手つかず・袋入りのパンがゴミになる現状
~寄せられたお母さんの声~
先日、MAXふくおか市政ニュースで「提言 食育とは何か」と題して、給食で出されたパンの持ち帰り禁止通知について報じた。
ご一読いただいた複数のお母さん達から、寄せられた声を紹介したい。
まず、おさらいしておくと、今年4月15日に、福岡市教育委員会健康教育課が市内各小学校に「パン等の残食の取扱いについて」と題する通知を出した。これを受けた各小学校は、給食パンの持ち帰り禁止についてプリントを配布していた。
5秒に1人の子どもが、飢えが原因で命を落すという世界の現状(国連WFP協会ホームページから)、食材の高騰、食料自給率の低下、これら全てと逆行する、パンをゴミとして処分する愚行・・・。大人も子どもも一緒になって「食育」を考える機会を、1枚の通知で失わせてはならないということなどを提 言していた。
地元紙も2日間にわたりこの問題を報道、テレビなども問題提起し、議論の必要性を求める動きが増している。3日には県議会でも給食の残食についての質問が出されるという。
◆お母さんの声 その1
「(時候の挨拶、本ニュースを見たきっかけなどは取材班で略しました) 提言を拝見しました。
お恥ずかしい話ですが、我が家は、そんなに裕福ではありません。
事情があって、食費を抑えての、ギリギリの生活です。
子どもが持ち帰るパンは、食べかけでもありがたいと思っていただいていました。
先日、こどもが学校からのプリントを持ち帰りました。蚊の泣くような声で『パンがもって帰れんようになった・・・ごめん』と言いました。
プリントを呼んで怒りを覚えました。
せっせとパンを持ち帰ってくれ、喜ぶ私の姿を見てきたのですから、ショックだったのだろうと思います。子ども心に気を使っていてくれた事が心に響きました。
生活の中で食べ物を大切にするように教えてきましたし、我が家の生活そのものが子ども自身に食べ物の大切さをわからせてしまっていたのですが、そうしたこととまるで逆行するお知らせでした。苦しい生活の中でも、給食費は一度も遅れることなく納めています。せめてアンケートを取るとか、子どもや親の意見を聞くことがあっても良かったのではないでしょうか。
1枚の通知を出すだけの役所仕事に、本当に怒りを覚えます。
世の中は、残り物でもありがたいと思っている家庭もあるんです。
衛生上の問題とおっしゃる方々がおられるそうですが、袋も破ってない新品のパンにも衛生上の問題があるとは思えません。私たちが子どもの時分、残したパンで食中毒なんて聞いたことはありませんでした。
ぜひ、もう一度、さまざまな意見があることを理解していただき、ご再考いただきたいと思います。みんなで考えてゆくことも教育の一環だと思います」。
賛否両論ある中で、こうした声なき声も考慮すべきであろう。少数の苦情で右往左往するくらいなら、広く意見を求め、議論することはより重要ではないだろうか。
(特別取材班)
福岡市が、平成21年4月に市から運営を移管する「東清水保育所」(福岡市博多区吉塚4丁目8の16)の運営者となる社会福祉法人を募集している。
応募資格は、福岡県内に主たる事務所を置く社会福祉法人、または、福岡市内で新規に社会福祉法人を設立する事業者で、締め切りは平成21年7月4日(金)午後5時(必着)
(※申込みが2件未満の場合,提出期限を平成20年8月4日(月)まで延長)
応募関係書類は、福岡市ホームページよりダウンロードできる。
(福岡市ホームページ:http://www.city.fukuoka.lg.jp/index.html)
問い合わせ先:こども未来局 子育て支援部 保育所整備課
TEL/092-711-4246 FAX:092-733-5718
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