1970年代から90年代にかけて、お茶の間で一大ブームを巻き起こしたプリントゴッコ。同機を販売する理想科学工業株式会社は30日、本体の販売を、6月30日をもって終了することを発表した。
毎年、年末ともなれば、”カッチャンカッチャン”と、プリントゴッコで年賀はがきを作る人たちが多かったが、近年はパソコンによる年賀はがき作成が主流となり、需要が著しく減少していたと見られる。同社は慎重に重ねた結果、販売休止に踏み切った模様だ。なお、インクやランプなど消耗品については、当面販売を続けるという。
昭和52年に初登場以来、約30年間愛され続けたプリントゴッコだったが、時代の変化の波に乗れなかった。昭和の遺産がまた一つ姿を消した。
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