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特別取材

No.037┃あなぶき興産九州株式会社 代表取締役社長 柴田 登 氏 | 福岡への提言200人
特別取材
2008年6月 3日 09:29

九州進出企業としての未来像を構築する為に

九州のビジネス環境で目指す物件開発

 中・四国でトップクラスのシェアでマンションデベロッピングを展開する穴吹興産株式会社のグループ社、あなぶき興産九州株式会社が2007年2月、九州展開の拠点として設立された。同社は株式会社東峰住宅の不動産開発部門を買収、マンション・戸建開発が活発で競争が激化している九州に勇躍進出、マンション、戸建を含め九州内年間800戸供給を目指して活動を開始している。同社代表取締役社長、柴田登氏は穴吹興産株式会社の常務取締役も兼任している。
「私は四国出身で、これまで中国、四国で活動をしていましたが、外から見て考えていたよりも実際九州に来てみると、その経済ボリュームの大きさを感じました。その経済ボリュームの中、当社では福岡を中心に熊本、鹿児島でマンション開発を手掛けて行きます。それは『アルファシリーズ』と名付けたマンションで、5タイプあります。『アルファガーデンは高級タイプ、『アルファステイツ』がファミリータイプ、次いで『アルファシティ・アルファパーク』、これはアルファステイツの延長線上にあり、『街』を見据えたランドプランニングを行なっていきます。『アルファライフ』は利便性を重視し2千万円以下の物件となります。最後は『アルファウィズ』で、子育て層、具体的には団塊ジュニアをターゲットとしています。これらの開発を予定していますが、福岡はビジネス面から見ると、かなり厳しい所だと見ています。住宅産業でも業者さんの数が多く、その上中央資本に負ける事なく、元気な地場企業が多いので、競争が激しい所です。新参者としては逆を言えばそれだけやり甲斐がある所、と言えるでしょう」
 進出企業として見る現在の九州のビジネス環境、その厳しさの中、柴田社長はこれからが本番だと闘志を燃やす。
 
同社が取り組む戦略、そして福岡が取り組むべき戦略

 柴田社長はこれから展開させるべき営業戦略の構築を開始している。
「私たちは九州に進出して間もない企業ですから、これから地域に合った戦略を構築しなければなりません。当社の場合、古くからマーケティングを重視し、力を入れてきました。その部門が客観的な判断に基づく意見を出してきますので、九州でも充分なマーケティングを実施し、それに基づいた戦略を組み立てる予定です。ところで鹿児島が九州新幹線の終着駅になって、中央資本が進出を考え始め、競争の激化が始まりそうです。福岡が発展したのも新幹線の終着駅になった事に起因していますから、九州新幹線が全通すれば鹿児島もそうなるでしょう。福岡はある意味通過駅になる訳ですから、その発展に関しても次のステップを踏み出す事が求められているのではないでしょうか。その一つがアジアの玄関口としての位置付けと役割をどう担って行くかが大きな要素となるのではないでしょうか。不動産ファンドも東京、名古屋に次いで福岡に進出し、潤沢な資金が流入して来ていますから、アジアの玄関口としてしっかり考え、位置付けを確立させなければならないでしょう」
 九州全域での事業展開を図ろうとしている同社は、福岡が進むべきポジショニングを視野に入れながら、お客様から信頼され期待される企業として、又福岡と言う街に提案できる企業を目指し、テーマ、コンセプトを持った開発を進めようとしている。


[プロフィール]
柴田 登(しばた のぼる)
1958年2月12日 生まれ
1981年 学卒後穴吹興産株式会社 入社
1991年 32歳 最年少記録で取締役 就任
2007年 あなぶき興産九州株式会社 設立と同時に代表取締役社長に就任

会社住所:福岡市博多区博多駅南2丁目1番5号 博多サンシティビル8階
TEL:092-433-5110(代表)
URL:http://www.anabuki.ne.jp


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