◆０１ 県議会、一般質問２日目（６月４日）
◆０２ 連載／ 次世代自動車の行方 その１ ～ 郵便局に充電ステーション ～
◆０３ どうする福岡空港／この人に聞く （二）
福岡県議会・自民党県議団 幹事長／江口 吉男 氏 その３
◆０４ 対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その４３回
ギャラクシーエアラインズ （３）
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麻生知事、「前原リサーチパーク等価交換については条例に基づき適法に行っている」
一般質問２日目は、８名の議員によって、地域と学校のありかた、財政構造改革問題、
地球環境問題、安全安心の地域づくり、食糧危機問題などについて質問が行われた。
県などが進める前原市の九州大学学術研究都市構想によるリサーチパーク整備事業を
めぐり、県有地７ヶ所と民有地が等価交換された周辺土壌などから環境基準を上回るヒ
素や鉛が確認された問題で、民主・県民クラブの岩元一儀議員は、執行部に対して「等
価交換の妥当性、用地選定の経過、瑕疵担保責任の免責と損害賠償など」について質問
した。
これに対して麻生知事は「このプロジェクトは公共性をもつ事業で等価交換の条件を満
たしている。免責条項これまで行ってきているし問題はない。産業廃棄物が確認されたこ
とで損害請求するとなれば、具体的な事実、証明が必要で明確にしていく作業を進めてい
る」と答弁。岩元議員は「法的手続きは正当なのか、瑕疵担保免責は通常ありうるか、本
格的な現地調査は考えているのか」と再質問。麻生知事は「条例に基づき手続きを行っ
ている。判例で認められている。現地調査は現時点では考えていない」と答弁。さらに水
質監視を十分に行っていくと述べた。
岩元議員は「井戸水調査を早急に行なう」ことを要望した。
昨年来発砲事件が続発している問題で、田村県警本部長は「未解決事件が多くあり深刻な
事態であると認識している。解決に向け全力で指示を徹底していく」と述べ、麻生知事も
「銃器犯罪への取締りの強化、官民連携の機運を高める、公共事業からの暴力団の排除に
努める」と答弁した。
地球温暖化をめぐっては、麻生知事は、温暖化対策推進計画に基づき、省資源・グリー
ン購入・省エネ・新エネルギー・森林環境税の取り組みを進めていくこと。６月２１日か
ら７月７日までCO２削減のライトダウンキャンペーン展開していくことを述べた。
４日の質問議員は、野下昭宣、佐藤正夫、井上敏和、大塚勝利、浦田憲一、岩元一儀、
新開昌彦、前田宏三の各氏。
（レポート・大津啓）
連載／ 次世代自動車の行方 その１ ～ 郵便局に充電ステーション ～
石油鉱業連盟は昨年1１月、これまで７９年としていた石油枯渇年数予測を、1１年短
縮し６８年後とした。未発見資源量の縮小、中国やインドを中心に石油需要が急増したこ
とをその理由にしている。
毎年１０％の経済成長を続ける中国の国民一人当たりの年間平均所得が現在の５千３百
ドルが米国並みの３万８千ドルに仮に到達したとすると、中国だけで消費される石油は日
量９千９百万バレルとなると試算される。この数値は、現在の日量石油生産量７千９百万
バレルを上回る。
一方、環境面から見ると、世界の自動車によるCO2の排出量は全体の約３割を占めてい
る。
１００年を切ったと予想されている石油の枯渇という資源問題と、地球温暖化を促す
CO2の排出抑制という環境問題の二面から自動車のエネルギーシステムをゼロエミッショ
ンのシステムに変える、知恵が求められている。
燃料電池車（FVC)と電機自動車（EV)の開発を世界のカーメーカが競い、一方でイスラ
エルやスウェーデンなどでは、ゼロエミッションカーの市場化を進めるためのインフラ整
備が国を上げて行なわれるという先進的な動きもある。
株式市場では、電気自動車の関連銘柄がここ数日、大幅高を演じるなどの状況も見え、
内燃機関による駆動車からゼロエミッションカーへのシフトへの舞台の幕があがりつつ
あるという世界的な流れが株価の動きにも影響している。
国内でも、大学や自治体、電力各社を中心に次世代自動車一般化のための取り組みが行
なわれている。つい先日は、日本郵政グループの郵便事業会社が所有する約２万１千台の
自動車のすべてを今後、電気自動車に切り替えていく計画を発表した。
全国の主な郵便局に電気自動車用の急速充電装置を設置する方針も合わせて発表したが、
一般利用者の使用も検討されている。
電気自動車は１００円分の充電で１００キロから１５０キロを走行できる計算だ。ガソ
リン価格が急上昇したここの所の状況を考えると、車両本体価格が現在の一般車並みで用
意されれば、財布の中身の面でも救世主のような存在ともいえる。
そんな次世代自動車について、ボチボチとレーポートをいたします。
（レポート・清田進）
福岡県議会・自民党県議団 幹事長／江口 吉男 氏 その３
★☆”” 機能分担と現空港の最低限の拡張
━━ 現空港には借地料・防音対策費で年間１５０億円かかっており、４０年間では６千
億円になる。新空港を造るのとそう変わらない。だから新空港というのが理由のひと
つになっている。
江口／「無駄カネを払っている」という話も聞く。しかし、だから新空港をというのは余
りにも単純だろう。費用の問題はもちろん、様々な課題や疑問をクリアしていかな
いと暴論になる。
━━ 新空港案は水深１５メートルで１ヘクタールあたり１２億円の試算がされている。
博多湾の人工島（平均水深６メートル）ですら１ヘクタール１１億円かかっているこ
とをみればその試算は疑問だと思いますが。また処理能力も１、３倍との数字も出されて
いるようですが。
江口／ いくつかの試算が出されているようだが、莫大な費用がかかることはみんな知っ
ている。誰が、どこから費用を出し、分担するのか、非常に重要で困難な課題であ
る。
━━ 国際貨物の取り扱いも限界にあり、約９万トンがよそに流れているのでそれを呼び
込みたいという意見もあります。
江口／ それは分散すればいい話で、福岡市のエゴである。北九州との連携でいったらい
い。佐賀空港も含めて。
━━ 福岡空港調査連絡調整会議はステップ４で結論を出すことになっています。麻生知
事の決断待ちということでしょうか。
江口／ 私たちの意見どおりに知事が判断されるわけではないでしょうし、知事の判断が
出たなかでどう対応していくかです。
わたしは機能分担をしながら現空港の最低限の拡張で良いと思っています。
つづく（インタビュー・大津啓）
━━ 福岡空港を考えるサイト ━━━
■ 福岡空港調査連絡調整会議 http://www.fukuokakuko-chosa.org/
１２０回連載企画
対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その４３回
●○ 新北九州空港開港で迎えた宅配、通販物流体系の変革 （３）
●○ ギャラクシーエアラインズ株式会社 企画部部長 内田浩幸 氏
《物流ビジネス変革期に求められた航空物流－２》
━━ そこに新北九州空港が開港した、と言うことですね。
内田／ 北九州空港は開港時21時間運用でしたが、当時、国や地元のご支援があって、当
社が就航する際に24時間運用化が実現されたことが大きいです。関西国際空港以西
で西日本・九州地区に24時間就航可能な空港は北九州空港だけでしたから、国内ネットワ
ーク構築のためには北九州への就航は絶対に必要でした。
24時間化の実現により、当社は2006年10月31日に北九州⇔羽田⇔那覇の2路線で1号
機を就航することとなりました。1号機はエアバスＡ300-600の中型旅客機を貨物専用機
に改修して就航させました。
2号機は貨物専用の新造機として導入しました。
《翌日配送を確実、明確にさせる運航計画》
━━ 24時間空港で1日１往復、夜の往復となるとその運航時間はどうなっているのでし
ょうか。
内田／ 現在の運航ダイヤは、羽田を00：20発で北九州02：00着、そして北九州発が
03：20で羽田着が04：40となっています。
北九州空港での貨物の積み降ろし時間が80分しかなく、非常にタイトなスケジュールで
地上業務を行い、運航させていますが、これも羽田空港の貨物便の利用時間が23時～6時
の間であること、また現在、羽田再拡張工事のため、0：40～3：40までクローズしてい
ることから、このような運航スケジュールにならざるを得なくなっています。
つづく（文・構成／中村太一）
（株）ギャラクシーエアラインズ HP http://www.galaxy-airlines.com/
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■ 始発５：３０ 北九州エアターミナル http://www.kitakyu-air.jp/
■ とべとべ北Ｑ 北九州空港振興協議会 http://www.tobetobekita-q.jp/
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