01◆　何故、自民市民クラブは新基本構想で１００万人に拘ったのか？！
井上秀作市議会議員に聞く
「人口減少は全国的には避けられないが、それでも全国の１３政令都市には人が集まってきている。北九州が、魅力ある中核都市として存続できるかどうかが、今こそ問われている。」

02◆　秋葉原通り魔事件「誰でもよかった」＝問題のキーワードでは？
組織への帰属意識が低いと思われる派遣社員の犯罪が続いているが、
日本を安心、安全な社会として維持していくためにも、人材派遣制度を見直す時期に来ているのではないだろうか

03◆　「日韓経済交流フォーラム」開催
　　　～日韓新時代における新たなビジネスチャンスを探る～
　

　

　

　
　

01◆何故、自民市民クラブは
　　　新基本構想で１００万人に拘ったのか？！
　　　　　　井上秀作市議会議員に聞く
　
　「人口減少は全国的には避けられないが、それでも全国の１３政令都市には人が集まってきている。北九州が、魅力ある中核都市として存続できるかどうかが、今こそ問われている。」
　
　まず北九州市議会で今議論が起きている「人口１００万人」問題について毎日新聞を引用させていただく。

北九州市議会：「人口１００万人回復を」　自民市民ク、決議案を正式提出　／福岡

　北九州市議会の最大会派「自民市民クラブ」（１４人）は４日、人口１００万人回復を目指すよう、市に求める決議案を中島慎一議長に正式に提出した。

　決議案は「活力ある大都市には人口が集中しており、市で人口減が続いているのは深刻な問題だ」と指摘。回復に最大限努力するよう市に求めている。

　市は人口減少社会を迎える中で、新基本構想（今年１２月策定予定）に１００万人回復を明記しない「脱１００万人」方針を決定。５月の大型連休後に議会各会派との勉強会を開いて説明してきたが、各会派からは賛否両論が出されていた。【平元英治】〔以上、毎日新聞　北九州版〕

　新基本構想の策定準備を進める執行部側は「脱１００万人」を前提に構想の具体案をつめている最中だが、それに対して自民市民クラブが異議を唱えた形だ。
そこで自民市民クラブの井上秀作議員（小倉南区選出）に議案を提出した真意を聞いてみた。

Q：何故１００万人に拘って議案を提出されたのですか
　
井上：全国で１７ある政令都市の中で人口が減っているのは、実は北九州を含めて４市しかないのです。他の１３都市は人口が増えているのです。
北九州市以外で人口が減っているのは、この数年政令市に指定された地方都市ばかりです。

　人口減少は全国的には避けられないが、それでも全国の１３政令都市には人が集まってきている。北九州が、魅力ある中核都市として存続できるかどうかが、今こそ問われている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　取材　松尾潤二
続く
　
　

　
　

02◆秋葉原通り魔事件
　　「誰でもよかった」＝問題のキーワードでは？
　
　組織への帰属意識が低いと思われる派遣社員の犯罪が続いているが、
日本を安心、安全な社会として維持していくためにも、人材派遣制度を見直す時期に来ているのではないだろうか
　
　まず今日のスポーツ報知から事件の概要を引用させていただく。

「世界的に有名な観光地となった秋葉原で、最悪の惨事が起こった。８日午後零時半ごろ、東京都千代田区外神田のＪＲ秋葉原駅近くで、トラックが歩行者天国の通りに突っ込み、通行人をはねた。さらに運転していた男が路上で次々に通行人らをサバイバルナイフで刺し、７人が死亡、１０人が重軽傷を負った。警視庁万世橋署員らが現場で男を取り押さえ、静岡県裾野市の派遣社員・加藤智大容疑者（２５）＝本籍青森県＝を殺人未遂容疑で逮捕した。『人を殺すために秋葉原に来た。だれでもよかった』などと話しているという。」

　青森県出身の加藤容疑者は、派遣社員として静岡県で働いていたが、わざわざ秋葉原まで向かい、殺傷事件を犯している。

　４月に起きた江東区の女性バラバラ殺人事件の星島容疑者も、１９９３年に岡山県の県立高校を卒業後、都内の大手ゲーム会社に就職。１０数年前に退社した後は、システムエンジニアの派遣社員として勤務。現在は東京・お台場のメガバンク関連会社が勤務先だったと伝えられている。

　ふたつの事件に共通するのが、容疑者が派遣社員であり、相手は「誰でもよかった」という点である。

　今後それぞれ殺人の動機解明が進むと思うが、乱暴な見方かもしれないが、「誰でもいい、代わりのいる派遣社員として、組織への帰属意識が薄れて、周囲の人達との気持ちの交流もなく、自分自身の存在意義が見つからず、何かのきっかけで自暴自棄になり、相手は誰でもいいから道連れにして、破滅の道を選ぼうとした」のではないだろうか。

　これは容疑者を弁護するための見方ではなく、今後日本社会の安全を守っていくために、派遣社員という雇用形態に潜む危険性を指摘したいからだということを予め述べておきたい。

　最近、グッドウィルグループの港湾荷役業務への労働者派遣や二重派遣問題などが起きているが、小泉改革と言われる自由競争万能主義から生れた非正規雇用形態は、日本社会の治安維持の面でも再考を迫れているのではないだろうか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文責・分析　松尾潤二

「人材派遣の危険性」続く
　
　

　
　

03◆　「日韓経済交流フォーラム」開催
　　　～日韓新時代における新たなビジネスチャンスを探る～
　
平成５年に発足した「九州・韓国経済交流会議」は、九州地域と韓国との資金・技術・人材等の地域資源を相互補完し、貿易・投資・産業技術の交流拡大と地域間交流を促進してきた。

これまでに毎年、日韓交互に会議を行ってきたが、１５回目となる今回の会議は、６月２６日から西日本総合展示場で開催される「アジア産業交流フェア2008」に合わせ、北九州市で行われる。また、併催事業として「日韓経済交流フォーラム」が下記要領で実施される。

フォーラムでは、日韓経済研究の第一人者として政府の研究会に数多く参加している早稲田大学の深川由起子教授や、世界第４位の粗鋼生産量を誇るＰＯＳＣＯの日本現地法人ＰＯＳＣＯＪＡＰＡＮ張炳孝代表取締役社長など、日韓経済関係に関わりの深い５名の講師が、今後の日韓経済の展望と方向性を語る。

　　　１．日　時 ： 平成２０年６月２６日（木） １３：３０～１７：００
　　　２．場　所 ： リーガロイヤルホテル小倉 4 階 「ロイヤルホール３」
　　　　　　　　　（福岡県北九州市小倉北区浅野2－14－2）
　　　３．主　催 ： 九州・韓国経済交流会議運営委員会、（財）日韓産業技術協力財団、
　　　　　　　　　　九州経済国際化推進機構、韓国知識経済部、韓日経済協会、
　　　　　　　　　（財）韓日産業技術協力財団
　　　４．定　員 ： １００ 名（定員になり次第、締め切らせて頂きます）
　　　５．参加費 ： 無料
　　　６．申込方法
　　　　　６月２０日（金）までに以下のＵＲＬより参加申込書をダウンロードし、
　　　　　ＦＡＸにてお申込み下さい。
　　　　　URL：http://www.kyushu.meti.go.jp/press/0806/080602_kokusai_leaf_form.pdf
　　　７．問合せ先
　　　　　九州・韓国経済交流会議運営委員会事務局（九州経済産業局国際事業課）
　　　　　担当者：谷川、宇野　　電話：０９２－４８２－５９４２　　
　
　

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