介護事業の在宅版ナースコール「夜間訪問介護サービス」も本格的に動き出したそうだ
6月1日から道路交通法が変わり、後部座席の乗客もシートベルトの着用が義務付けられたのはご承知のとおりである。
テレビなどで全国の状況は報道されているが、北九州の現状を三ヶ森タクシーの貞包(さだかね)社長に聞いてみた。
貞包:1日からの法改正に合せて乗務員に、お客様へのシートベルト着用についての指導は行ってきました。
東京からのニュースでも同じことを言っていましたが、お客様によっては、お願いをすると面倒に思われる方がいたり、逆に何も言わないと、なんで何も言わないのだ、おっしゃる方もいらっしゃるようです。
現時点では一般道で着用していなくても反則金や減点はありませんが、高速道路で着用していなかった場合、摘発された時には減点の対象となることになっています。
ただアルコールが入ったお客様などに、着用をお願いしてどうしても着用いただけない場合には、無理にお願いを繰り返すことは指導していません。過渡期として仕方ない状況だと思います。これまでお客様とのトラブルがあったという報告はきておりません。
Q:ところで以前取材の時にお聞きした4月にスタートした「夜間対応型訪問介護サービス」の状況はいかがでしょうか。
貞包:お陰様で少しずつご利用客は増えてきて、当社の体制もしっかり動き始めたところです。ただまだ「夜間対応型訪問介護サービス」自体の認知が進んでいませんので、その内容をもっと多くの方にご理解いただくことから始めなければなりません。サービスが重く考えられてしまって、「夜間に緊急で呼ぶようなことはないなあ」と敬遠される向きもあります。
そこで、スタッフで次のような問いかけのチラシを考えました。
・ひとり暮らしで、夜が不安な方。
・夫婦ともに高齢となり、夜が不安な方。
・同居家族が夜の外出が多く、ひとりになった時が不安な方。
・同居家族が体が弱く、介護に不安を感じている方。
・排泄を失敗されて、誰かがくるまでそのままになっている方。
・ベッドから落ちたり、転ばれたりして、動けない方。
・夜間に排泄や服薬管理などの介護が必要な方。
・転んで起き上がれない。
・トイレで立てなくなった。
こんな経験のある方や、介護する方を抱えている方、いつもは心配ではなくても介護される方が旅行や出張で不在になる場合など、ご相談いただき安心した在宅生活を過ごして欲しいと思っています。手軽に使える「在宅版ナースコール」ができたと思っていただき、気軽にお問合せいただければと思います。
(三ヶ森タクシーへの問合せ093-611-0814 ホームページは下記サイト)
http://www.hohoemi-gr.com/gaiyou.html
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