早くも次期福岡市長候補の名前
吉田宏福岡市長誕生から1年半、市政は早くもダッチロール状態になってしまった。
人工島事業は「見直し」から「推進」へ、留守家庭子ども会無料化は2度にわたり市議会で否決、公約違反や断念が続く吉田市政・・・。
福岡市政はじまって以来の愚策「子ども病院の人工島単独移転」を強行すれば、市民の怒りは頂点に達するとも言われ始めた。
市役所の内外から「吉田市長が見えない」「なんのために市長を目指したのか分からない」などといった批判も公然と飛び交う。
推薦した民主党関係者からも「吉田さんは聞く耳を持とうとしない」「次は別の候補者で戦いたい」といった声が聞こえてくる。吉田市長と民主党の間の不協和音は収まりそうにない。
追い討ちをかけているのが、次々に明らかとなる市長自身の疑惑。例えば、暴力団関連企業からの事務所借用、市長公用車のタクシー代わり使用などの報道に、市職員もあきれているとされる。
特に「なにが悪いんだ」といった開き直りや、説明責任を放棄して全てを他に押し付ける姿勢に、トップとしての資格・資質を疑う関係者が多い。
事実MAX市政ニュースでも「コンプライアンスはどうなった!」と怒りの声を上げる市職員の声も報じてきた。
停滞する市政、たび重なる疑惑、まさにダッチロール状態なのだ。
公然と語られる市長選候補者の名前
そうした中、市議会関係者などの間で次期市長候補の名前が公然と語られている。
財務省の高級官僚、市役所OB、現職市議など多士済々である。もちろん時代の要請でもあろうが、女性の名前も入っている。
選挙まで2年半のこの時期に、こうした実名が語られることは何を意味するのだろう。
匿名を条件に「(吉田市長に)次はない、ない。職員がかわいそうでしょう。市民にとっても不利益ですよ。」とした上で、具体的に挙がる「候補者」の経歴や人柄、適性について、細かく説明してくれる市関係者も居る。
「吉田さんには任せられない」、そうした声が拡がりつつあるあるからこそ、この時期に次の市長候補の名前が挙がるのである。
発信源は不明ながら、福岡市の関係者に「次の市長は民主系ではないよ」とのシグナルを送っているかのようでもある。
取材を進める中、福岡市政をめぐる暗闘や、奥の深さを思い知らされる証言に突き当たった。
つづく
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