▼▽ 本日の記事・目次 ▽▼
◆01 2016年オリンピック・パラリンピック競技大会の東京大会招致支援の決議採択
◆02 行政コラム・改革派前市長による希望の提言(2-1) 木下敏之前佐賀市長
◆03 対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その48回
北九州エアターミナル株式会社 代表取締役社長 奥野照章 氏(3)
◆04「万縁の会・福岡2008」中田宏横浜市長講演会 6月15日 福岡市・天神で開催
2016年オリンピック・パラリンピック競技大会の
東京大会招致支援の決議採択
6月定例県議会、閉会
2016年オリンピック・パラリンピック競技大会の東京大会招致支援の決議採択
5月26日から始まった県議会は本日最終日を迎えた・・・
県議会最終日の11日は、議案8件と本日提案された同意案件3件、意見書6件、請願3件を採択して閉会した。また「2016年オリンピック・パラリンピック競技大会の東京大会を招致支援する」決議案が賛成多数(反対1)で採択された。
決議は「・・・オリンピック・パラリンピックを開催することにより、この60年間、一度も戦火を交えていない、世界に誇る平和国家・日本の世界平和を希求する強い意思を世界にアピールすることにな」り、「・・・東京都の招致活動を全面的に支援、協力するものである」としている。
支援、協力の具体的な内容は定まっておらず、それに伴う財政支出なども固まっていない。関係者によると、この決議に意味は「立候補して敗れた福岡が東京を支援するということになれば他の都市からの支援を呼び、東京招致への気運をつくっていく」という精神的なものだけではなく、東京に決定すれば、選手たちの練習場などを提供したり、観光などに呼び込むという経済的効果を狙ったものだとのことである。
(レポート・大津啓)
行政コラム・改革派前市長による希望の提言(2-1)
木下敏之前佐賀市長
《人口減少が自治体に及ぼす本当の影響》
■急ぎすぎ?
前回申し上げたように、いつも私は「あんまり急ぎなさんな。」と忠告を受けていました。しかし、私は心のなかで「このスピードだって、佐賀市はもう手遅れかもしれないんだよ!」と叫んでいました。
市長であれば「行政改革」を公約にしない人はいませんが、行政改革を何のためにやるのか、どんな社会の実現を目標としていて、それをいつまでに達成するのか。それが明確でない自治体が多いのが現実です。
このことは私にとってもとても困難な課題でしたが、私は2030年の次の世代にも今(2000年当時)の経済的な豊かさを残したいと考えていました。働く世代はどんどん減っていくのですが、できる限り教育と福祉の水準を維持するとともに、一人当たりの所得を確保したいと思ったのです。
■佐賀市は働く世代が急減します。
私が佐賀市長に当選した1999年当時、佐賀市の衰退はすでに始まっていました。
1997年をピークとする人口減少、高齢化、公共事業の減少、中心商店街の衰退、支店経済の縮小。数え上げればキリがありませんが、住民の多くは、当時もそして今も、「いざとなったらお国が何とかしてくれる。」とか「もう一度バブルがくるのではないか」と心の中で思っていました。
しかし、霞ヶ関に勤めた私の経験から言えば、800兆円以上の借金を抱えた政府が何とかしてくれることはありませんし、支援どころか、なんだかんだと理由をつけて、自治体への補助金を削減していくことでしょう。
そして、私が改革を急いだ最大の理由は、佐賀の将来の人口見通しにありました。佐賀市の2050年までの人口の推移のグラフ(ファイル1)をごらんいただきたいと思いますが、最大の課題は高齢化ではなく、働く世代(統計上は15歳から64歳まで)の減少です。
もちろん人口も1995年の17.1万人から 2050年には8万人台にまで減りますが、この間、一貫して働く世代の数も減り続けます。
一方、高齢者の数の増加は、2020年には2000年と比べて 70歳以上人口が38%増加します。
120回連載企画
対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その48回
★☆”「小さく生んで大きく育てる」24時間稼働のエアターミナルから(3)
北九州エアターミナル株式会社 代表取締役社長 奥野照章 氏
《来館者数も増加・楽しめる空港へ》
奥野/ 4月にはターミナル隣接地に東横インがオープンしましたが、隣接施設も含めてアミューズメント性を高めるような方向で、空港施設全体に楽しさを創出し、一層、来館者数を増やせればと思っています。
《1日390円の駐車料金》
記者/ 1日390円という空港駐車場の料金は破格の安さですね。総延長8キロの連絡橋も無料(関西国際航空、中部国際空港などの連絡橋は有料)で、クルマによる利用では本当に便利です。
奥野/ 東九州自動車道苅田北九州空港インターチェンジを使えば、福岡市の天神地区からでも50分です。私も福岡市内で会議などがある場合には当社オフィスから1時間かからずに到着でき、恩恵をこうむっています。
《小倉からノンストップバス》
記者/ 公共交通機関によるアクセスも一層充実してきたようです。
奥野/ エアポートバスは西鉄バス北九州(株)・サンデン交通(株)・北九州交通局の3社で型路線が走っています。
昨年8月からは小倉駅バスセンターからノンストップバスの運行を西鉄バス北九州(株)が始めました。乗り合いタクシー(要予約)も北九州都市圏はもちろん、福岡市の天神・博多駅前地区からも出ています。そして最後には、軌道系のアクセスという話しになります。
新幹線やモノレールの延伸などが地元の強い要望としてありますが、これには400万人の利用者が見込まれなければペイできないという試算があります。こちらは、私たち空港関係者の今後の頑張り次第ということでしょう。 つづく
(文・構成/清田進)
━━ 北九州空港を考えるサイト ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 北九州から飛ぶ東京! スターフライヤー http://www.starflyer.jp
■ 始発5:30 北九州エアターミナル http://www.kitakyu-air.jp/
■ とべとべ北Q 北九州空港振興協議会 http://www.tobetobekita-q.jp/
「万縁の会・福岡2008」中田宏横浜市長講演会
6月15日 福岡市・天神で開催
◆ 演題・熱きメッセージ「なせば成る、なさねば成らぬ」◆
「なせば成る」は横浜市長中田宏氏の座右の銘。
行政改革、教育、世相について座右の銘をタイトルに中田氏が熱く本音で語ります。
(詳細はこちら)
日 時:6月15日(日)12時(受付11時より)
会 場:都久志会館・福岡市中央区天神
参加料:2000円(学割1000円)
問い合せ・TIP 石川哲也 090-74471417
【中田宏氏プロフィール】
昭和39年生まれ、43歳、福岡には小学生の時期に住んでいたことがあります。
松下政経塾から1993年に衆議院に当選。2002年より横浜市長。
「クールビズ」スタイルの提唱者でもある。子供の頃は勉強嫌いで偏差値38、頭のいいやつらに挑む
べく一念発起。新聞配達をしながら青山学院大学に合格。
【参加お申込書】下記必要事項を記入の上、右記アドレスへ送信 info@tipro.jp
★ 万縁の会福岡2008年6月15日(日)の集い申し込み
氏 名:
男・女:
年 齢:
住 所:
電 話:
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