我々の生活にすっかり浸透した100円ショップ。しかし、昨今の原油高、原材料費の高騰により、納品する各種メーカーも内容量を減らすなどの対応を余儀なくされていた。だが、これももはや限界に近づいてきているという。
業界関係者の話によると、従来の100円の商品の内訳は、約54円が納品価格で、残り約46円が小売店の利益となっているという。しかし、現在は約54円の納品価格に18円~20円ほど上乗せしないことには採算が合わなくなってしまったという訳だ。もしも、原価が約74円かかる場合、小売店の利益は約26円。これでは小売店側に利益がでない。
そこで、もはや100円は限界、今後は120円に設定するべきという声が多く上がっている。120円といえば、自動販売機の缶ジュースと同じ値段である。そう考えれば違和感はなく、身近に感じるものだが、消費者にはどのような印象を与えるのだろうか。