6月10日の定例記者会見で、吉田宏市長はこども病院・感染症センターと市民病院の市立2病院について、福岡市病院事業運営審議会の答申を受けた今後の取り組み方針を発表し、こども病院の新たな整備場所は、人工島への移転を軸に最終判断し、7月に正式決定する意向を示した。
しかし、こども病院の人工島移転には根強い反対がある。3月21日には、こども病院に通院・入院・療養するこども達のお母さんで構成する「こども病院の人工島移転を考える会」が約7万4000人分の「移転反対」の署名を提出した。この後も署名の数は増え続けている。こども病院の人工島への移転はこども達の命に関わる問題だけに、市民の「合意と納得」が必要なはず。頑なに「単独移転」を押し進めるばかりの市長の姿勢はどうにも解せない。
ここに「こども病院の人工島移転を考える会」で活動するお母さん達の生の声をお届けする。市民の生活と命を守る者として、政策決定においては何を優先すべきなのか。「聞きたかけん」と言うのであれば、是非「当事者の声」に心耳を澄ませてほしい。
【こども病院の人工島移転反対署名活動に関するURL】
*ハッピーハート
http://www.happy-heart-fukuoka.org/shomei.htm
*かた耳のうさぎ
http://members.aol.com/withseiko/childhp.htm
*すくすくの樹
http://www3.coara.or.jp/~trees/
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