エフコープ生活協同組合の07年度決算(08年3月期)は、ミートホープによる原料偽装問題や中国製冷凍ギョーザ中毒事件があったものの、個別配達の増加に支えられ、3期連続の増収になった。ただ、予算には届かなかった。
経常剰余金は供給高の予算割れやコールセンターの開設による経費増などで49.4%減った。当期剰余金(当期純利益)は減損会計適用で38億2,600万円の赤字を計上した。事業別では、無店舗供給高(共同購入とカタログ事業)が1.5%増の416億4,800万円、店舗事業は予算をやや下回ったものの、2.7%の増収を確保した。
【詳細は以下の通り】
※単位百万円、カッコ内は06年度、▲欠損。
△売上高…53,312(52,434)
共同購入事業…38,935(38,362)
カタログ事業…2,713(2,645)
店舗事業…11,581(11,272)
サービス事業…1(58)
エフセ(葬祭)事業…80(95)
△共済剰余金…717(820)
△福祉剰余金…88(71)
△経常剰余金…608(1,200)
△当期剰余金…▲3,826(715)
※記事へのご意見はこちら