★☆目次★★
01◆ハイパー町おこし人間、門司港名物バナナマン
そして経営コンサルタント…街づくりを熱く語る
~合資会社「じじやのひもの」秋武政道社長に聞く その4~
02◆北九州市立大学の学生が
企業の交流イベント「Job Real Café イン北九大前」を開催
03◆技術力こそがプライド、独創力で世界市場へ
(株)村上精機工作所 橋本尚二社長に聞く
04◆グローバル人材育成プログラム《中国編》開催案内
<任国事情・法務・税務>
01◆ハイパー町おこし人間、門司港名物バナナマン
そして経営コンサルタント…街づくりを熱く語る
~合資会社「じじやのひもの」秋武政道社長に聞く その4~
『門司港レトロ観光列車』 鉄道事業について
http://www.retro-mojiko.jp/news088.html
来年のトロッコ列車運行開始で、下関までの回遊ルートができ、関門地区を一日中楽しめるようになる
Q/
「関門海峡を世界的に売る」とは大胆な構想ですね。
秋武/
関門海峡は、世界でも特有の歴史や景観、地域性を持ったところだと思います。
これまで関西以西の観光客をターゲットとして旅行エージェントに商品提案を行ってきましたが、焼きカレーや、ふぐ料理をアピールしても限界があると思います。ちょうど釜山からのフェリーが運航を始めますし、新北九州空港もチャーター便で韓国からの旅客を呼ぼうとしていますので、まずは韓国からの観光客に対する対策をしていくのがいいと思います。
韓国だけでなく、台湾やアメリカ、ヨーロッパの観光客も呼び込むことは可能だと思います。
そのためには別府が外国人に認知されたように、関門地区をライフサイクルの長い、全世界を相手にできる観光の場にしていかなければなりません。
Q/
全世界を相手にすると言って、具体的にはどのようなことが必要となるのですか。
秋武/
大きく2つの施策が必要だと思います。ひとつは地域の既存施設を外国の方が宿泊したり、楽しんだりできるように整えていくことです。二つ目は、門司港と下関の回遊ルートをしっかり結ぶことです。
最初の施設面では、例えば門司港には昔の名士の家が点在しています。
そうした家に民泊していただき日本庭園を楽しんでもらうという事もあるでしょう。また門司港地区の小さな旅館や旧早鞆中学が改装された大学のセミナーハウスがありますので、外国人留学生やバックパッカーが宿泊できるようにして、関門地区の歴史遺産を手軽に見て回れるようにすることもいいのではないかと思います。
もちろん、旅館などの理解をしっかりと求めなければいけませんので、これから地道な対話をしていかなくてはいけないと思います。
源平の戦いにちなんだ観光資源は、甲宗八幡をはじめ門司区の寺社などに多く残っていますし、「海峡ドラマシップ」のような人工的に作られた建物を見るよりも、本物の歴史遺産を見ていただくことで、外国の方には関門の生の歴史を味わってもらえると思います。
2番目の回遊ルートですが、これまでも海峡ロープウェイ構想などで下関と門司をつなごうとする話がありました。
ロープウェイができれば、それはそれで望ましいのですが、来年にはかつての貨物引き込み線を使ったトロッコ列車が門司港で運行開始するので、回遊ルートも具体的な「商品づくり」ができるようになります。
門司港駅を始発として、レトロ地区を回り、次にトロッコ列車で和布刈地区に行き、壇ノ浦を眺められる地域を楽しんだ後、関門トンネル人道を歩いて渡る。
下関側に着いて、唐戸まで行くコースの整備がまだ見えていないのですが、唐戸に行けば、明治維新前後の歴史的建物を楽しむことが出来、唐戸市場でセリを見たり、食事をして、関門海峡を渡船で再び門司に戻ってくるというコースが出来上がる訳です。
「関門ぐるっ~と一周フリーパス券」などもつくれ、日本人も外国人も十分に一日中楽しんでいただける、本当の観光地になると思います。
取材 松尾潤二
02◆北九州市立大学の学生が
企業の交流イベント「Job Real Café イン北九大前」を開催
来年卒業の大学生たちは、今就職活動のまっただ中だろう。
景気の先行きの見えない日本、北九州だが、新卒者への求人はまだ活発のようだ。
最近の学生たちは、自分の将来がかかる企業や業種の研究に熱心だ。
そんな「就活」に熱心な北九州市立大学の1年から3年の学生たちが自主的に、企業の若手社員から「仕事の生の声を聞く」イベント、「Job Real Café」を企画している。
「Job Real Café」はこれまで福岡県の助成事業として福岡市で数年開催されてきた事業だが、残念ながら本年度からは助成事業ではなくなっている。
しかし北九州でもこうしたイベントをぜひ実施したいという北九州市立大学の学生が集まり、自主的に企業や学生を集め7月12日に北九大そばの「庄六茶寮」で「Job Real Café」を実施することになった。
企業5~6社の若手社員が、普段着で学生約30人と気軽に話す場を提供し、現場での仕事の苦労や楽しみを直接学生に語ってもらうとのこと。
将来の就職活動の一歩前に、業種や企業のことを学びたい学生が集まるので、企業側の参加費1社15,000円かかるが、やる気のある学生を採用したい企業にとっては「いい種蒔き」イベントだろう。
まだ2社ほど枠はあるらしいので、関心のある方は下記までお問合せを。
「Job Real Café」実行委員会
代表田代 090-9587-6852
PCアドレス myco7011@yahoo.co.jp
03◆技術力こそがプライド、独創力で世界市場へ
(株)村上精機工作所 橋本尚二社長に聞く
経営者と語る!北九州のユニーク企業
「揺らす」技術で世界進出
創業以来、一貫して「揺らす」技術に取り組んできた㈱村上精機工作所。一般に、家電品や乗り物などでは振動は嫌れ者である。しかし、モーターで振動を発生させる「ユーラスバイブレーター」を製造・販売し、この分野で国内シェア70%、世界シェア10%を占める同社はモノづくりの街、北九州市にある。
現在の状況と今後の展望について橋本社長に聞いた。
Q/
そもそも振動発生機とは一体どのようなものなのでしょうか。
橋本/
回転軸の両端に重心をずらしたオモリを取付け、回転することで生ずる遠心力にて、モーターそのものが揺れる仕組みです。振動させたい機械に取り付け、揺れを伝えるものです。使用用途はモノを搬送、及び分別する際に使用されることが多いですね。
具体的には鉱物を選別するふるい機、石炭などを運ぶ装置、自動車鋳物工場での鋳型に素材を流し込む装置、その他にもホッパー、スクリーンや杭打機など多種多様です。意外なものではゲームセンターの自動車レース機やたこ焼き機でも使用されています。
Q/
―創業時、バイブレーターは製作していなかったようですが、開発されたきっかけは何だったのでしょうか。
橋本/
1957年に取引先メーカーから、バイブレーターを製作して欲しいと依頼がありました。そこでドイツ製の商品をスケッチして製作しましたが、軸受寿命は短く、モーターコイルやケーブルが断線するなど様々な問題が発生して市場に売り出せるものではありませんでした。その後、改良に改良を重ねて何とか軸受寿命が1000時間を上回る試作機が完成、発売へとなりました。
現在の商品は軸受寿命が1万時間から数万時間以上の耐久性があり、累計で80万台を製造・販売しています。
つづく
04◆グローバル人材育成プログラム《中国編》開催案内
<任国事情・法務・税務>
昨今、経済活動のグローバル化の進展により、国際的な企業活動を支える人材の育成が急務になっている。
グローバル人材育成プログラムは、将来的に海外へ派遣されることが予定されている方や、国内において国際関連業務につくことが予定されている方、並びに既に従事されている方々を対象に、国際業務に必要となる実践的な知識・技能を修得する研修を実施している。
今回、(財)海外職業訓練協会(OVTA)では、ビジネスリーダーとして必要な社会・法務・税務の基本的な知識・技能を習得する任国事情・法務・税務(中国編)を開催。
中国で事業を始めている企業、並びに中国ビジネスに関心をお持ちの方々にとって必見のプログラムだ。
■受講対象者
*中国に派遣が予定されている方、国内において国際関連業務につくことが予定されている方、既に国際関連業務に従事している方。
■受講料・定員 *受講料は無料 *定員:20名(先着順)
■開催場所:アジア太平洋インポートマートビル(AIM)8階
北九州市小倉北区浅野3-8-1
■主 催:(財)海外職業訓練協会(OVTA) (社)北九州貿易協会
■共 催:北九州市、北九州商工会議所、ジェトロ北九州、ジェトロ山口、
苅田商工会議所、行橋商工会議所、豊前商工会議所
■開催日時:7月16日(水)・17日(木)・18日(金) 【計3日間】
問合せ先:(社)北九州貿易協会 TEL:093-541-1969 FAX:093-522-5120
〒802-0001 北九州市小倉北区浅野3-8-1
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