▼▽ 本日の記事・目次 ▽▼
◆01 ピアス工場跡地の転売先は決定済みか!?(1)
柳川市議会6月定例会で、市長が牽制球?
◆02 改革派前市長による希望の提言(4) 木下敏之前佐賀市長
役所の無駄を洗いざらい公開
◆03 対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その54回
北九州商工会議所会頭・TOTO(株)会長 重渕雅敏氏(4)
ピアス工場跡地の転売先は決定済みか!?(1)
柳川市議会6月定例会で、市長が牽制球?
6月17、18日に開かれた柳川市議会の一般質問でピアス工場跡地についての質問に答えて、石田市長は「ピアス跡地については現状有姿で買いたい」という旧大和町の業者がいることを明らかにした。この発言をめぐり、議員や市民からは問題をうやむやにするものだ、という声が出ている。
11日に開会した柳川市議会は、17、18の両日一般質問が行われた。17日の一般質問は、年金保険未納者への国保短期保険証交付、温暖化対策、防災計画、学校のアレルギー疾患への対策などの質問とともに、石田市長の政治姿勢、資質にかかわる職員への懲戒処分・人事異動、ピアス工場跡地問題への質問で議場が沸いた。
<ピアス工場跡地問題>
17日、一般質問に立った白谷義隆議員は、ピアス跡地問題の解決のめどが立っておらず、議会もらち外におかれている感があるとの認識のうえで、市からピアスへの損害賠償請求の内容とピアスからの調停申し立ての現状と経過について質問した。
これに対し大泉副市長は「アスベスト除去費用の全額負担、汚染されている土壌改良費用の負担、過去の土壌調査費用」をピアスに請求していることを初めて明らかにした。さらに3回目の調停が5月20日に開かれ、ピアスとしてはアスベストの除去費用については、「現状有姿」で取引したので全額負担はできない、「応分の負担としたい」と主張している、と回答した。しかし損害賠償の金額については、いま調停が行われており金額が表に出たら混乱する、またマスコミもいるので無用の混乱が起こると答弁した。
この副市長の答弁に対して白谷議員は納得しなかった。
つづく (レポート・大津啓)
改革派前市長による希望の提言(4) 木下敏之前佐賀市長 役所の無駄を洗いざらい公開
《役所の無駄を洗いざらい公開》
~市長公用車の廃止/佐賀市営ガスを33億円で売却−1~
■大阪府の橋下行革
先日、大阪府の橋下知事が「大阪府維新プラン」を発表されました。各方面からの評価が色々と出ていますが、短期間でよくまとめられたと思います。財政の破綻が迫っているのなら、職員の給料削減、人員削減、さまざまな事業の見直しは当然のことではないでしょうか。
今、私は役所を離れて自分で稼ぐ立場ですが、黙っていても税金が入ってきて給料をもらえる役所というのは、本当に楽な職場だったと思います。役所しか知らない人は、決してつぶれない職場の有難さと、つぶれないなら給料は多少安くて当然だという感覚はないかもしれませんが。
大阪府は、少なくとも2050年まで働く世代が急減しますので、この改革で終わりということはありません。これだけの巨大組織の改革は、成果が見えてくるまでに一年、二年はかかります。この改革を住民が我慢強く支持してくれることを願っています。
■市長公用車の廃止
さて、前回のメルマガでバブル的な事業の見直しを先行させ、政治的な事情から本格的な行革のスタートを遅らせたことをお話しましたが、任期一年目で思いのほかにバブル的な事業の見直しが進んだので、二年目から行政改革にも取り組みました。
行革の基本はまず自分の身を削ってみせることですが、急に自分の給料カットなどを言い出すと社民党が警戒するので、稼働率の低い市長公用車の廃止を先行することにしました。これだけで、運転手の人件費など1千万円近い節約となりました。当時は、市町村長や議長の会議があると、黒塗りの車が何十台も止まっていましたが、私には無駄の塊のようでとても違和感がありました。
つづく
★木下敏之前佐賀市長講演、「財政破綻を防ぐための体験的自治体経営論」
6月26日(木)福岡市内にて
〔詳細〕https://www.data-max.co.jp/2008/06/05/080605_kinoshita.pdf
120回連載★対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その54回
★☆” 躍動するアジアと北部九州都市圏 国際拠点空港としての空港整備を
北九州商工会議所会頭・TOTO(株) 代表取締役会長
重渕 雅敏 氏に聞く (4)
■ペア空港として北九州・福岡両空港の活用を
聞き手/弊社代表 児玉直
児玉/
会頭のおっしゃる通りですね。今後、たとえ10年でも猶予はありません。すぐにでも、九州全体を考えた空港の整備が必要です。
そのような差し迫った状態があるわけですが、幸いにも福岡県を中心にした九州ブロックの経済圏には僅かに手を加えれば「大きく育つ」可能性を持つ北九州空港がある。
しかも、その可能性は、当面の代替策としてというような枠組の小さな話しではなく、国際拠点空港として十全なものがあるということですね。
重渕/
アクセスについても、軌道系の導入が開港当初からの要望として地元にはありますが、新幹線を小倉から通せば、約960億円で建設できる試算がでています。これが実現すれば、博多からも30分程度で結べることになるわけです。
福岡空港と北九州空港間は羽田と成田間よりも近いわけですから、福岡と北九州の2つの空港を旅客と貨物、遠距離と近距離の棲み分けを行い、ペア空港として九州全般から西日本にかけての航空需要に対応する機能を果すことができるかと思います。
北九州空港単独の利便性を考えて、新幹線をという話になれば、それは無理ということにもなりますが、九州や西日本全般を含めた、今後の空港整備をどうするべきか、という巨視的、長期的な視点に立てば合理的なことです。
つづく(文・構成 清田進)
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