英情報誌「MONOCLE(モノクル)」が発表した「世界で最も暮らしやすい都市」のランキングで、福岡がショッピング部門の第1位に選出された。顧客のセンスのレベルや食文化の質の高さが評価されている。また、山や海に近く、自然が豊かなことも理由としている。
同誌は住宅や教育環境のほか、映画館の数、ビジネス参入のしやすさなど、独自の基準で世界25都市を選定。1位コペンハーゲン(デンマーク)、2位ミュンヘン(ドイツ)、3位東京、4位チューリヒ(スイス)、5位ヘルシンキ(フィンランド)、6位ウィーン(オーストリア)、7位ストックホルム(スウェーデン)、8位バンクーバー(カナダ)、9位メルボルン(オーストラリア)、10位パリ(フランス)だった。欧州から計14都市が選ばれ、日本から選ばれたのは、東京(3位)、福岡(17位)、京都(20位)の3都市で、米国と並んで国別では最多。
しかしながら、世界が認める福岡の実態は、「東南アジアのハブ都市、福岡」を打ち出したのも今は昔、都市計画はままならず、大名・今泉を中心に、若者が勝手にリードした街づくりが進行している。吉田市長に求められるのは、世界№1と評価された福岡を今後「国際都市福岡」としてどのように街づくりするかであろう。福岡都市圏人口233万人(9市10町)、中核福岡市は143万人。韓国や台湾、中国からの観光客も相変わらず多い。無限の可能性を秘める福岡を「どげんかしてほしい。」