01◆「ねじれ国会」より複雑、「ねじれ北九州市政」はどうなる? その2
02◆今、若松の商店街が美しい!面白い!
03◆日韓旅客定期航路「MOJI LINE」が正式就航
04◆シリーズ:<北九州の元気> -がんばってます! まちのNPO-(9)
NPO3団体と北九州市立大学が「コラボラキャンパスネットワーク」講演会
01◆「ねじれ国会」より複雑、「ねじれ北九州市政」はどうなる? その2
~北橋市政の一番の「ねじれ」は、「市民の意見を吸い上げても、それを実現するための財源がなく、具体的に歳入を増やしていく戦略的政策を打ち出せないこと」だろう!~
先週20日の本メルマガで指摘したとおり、今、北九州市政ではいくつかの「ねじれ現象」が起きている。
(ねじれ1)執行部が進めている新基本構想の「脱100万人」をめぐって、特に最大会派の自民市民クラブと北橋市長及び執行部側との、今後の市政の考え方についての違いが大きく表面化している。
(ねじれ2)今回「人口100万人回復を目指す決議案」を支持したのは、自民市民クラブ、自由民主党議員団、市民の風(民主党系、当初の案を訂正の上、決議文として賛成)、社民市民連合の4会派であり、決議案の反対に回ったのが、実は北橋市政に対して野党的立場の公明党議員団と共産党議員団の2会派だったこと。
ところで、5期続いた末吉前市長に代わって、市民が北橋市長に期待したことは何だったろうか。
それは、少々乱暴かもしれないが、大きく下記3点ではないだろうか。
北橋市長への市民の期待(1)
まず市民が期待したNO.1は「大型箱モノ公共事業投資」から「市民が本当に必要とするサービスの実施」だっただろう。
北橋市長への市民の期待(2)
大手製造業だけでなく、北九州の経済全体を本当に元気にして、雇用の場を確保すること。
北橋市長への市民の期待(3)
官僚主導、中央主導の市政から、「民の意識を持った効率的で、地元主導の」市政の実現。
記者は、この2ヶ月間、北九州市議会各会派の議員の取材を続けてきた。
どの会派の議員も、これまでのような大型公共事業主導からソフト中心に転換すべきだし、財源的にも転換せざるを得ないことを認めてきている。
(ねじれ、なし)
北橋市長も、市民の声を聞きながら政策を決めることが重要だと、パブリックコメントや多くの審議会を設けて「多様な意見」を吸い上げている。
(ねじれ、なし)
しかし、今の北橋市政の一番の「ねじれ」は、「いくら市民の意見を吸い上げても、それを消化し実現するための、歳入を増やしていく戦略的政策を打ち出せないこと」ではないだろうか。
(歳入確保の目途がないのに、市民の多くの声を聞いて、空約束になりかねない「ねじれ」)
多くの市民の声を聞けば、聞くほど、多くの施策を実施しなければならなくなる。
しかし、そうした市民の声に応えて多くの「ハートフルな施策」を、行政として責任を持って実施していくためには、裏打ちとなる財源を確保していくことが最重要課題である。
北九州市の財源をどのように増やしていこうとするのか、新基本構想の中で見えていない一番不透明な部分だ。
かつての保守革新の構造で、北九州市の革新系吉田法晴市長が、経営感覚のない幹部や職員の言うがままに「ばら撒き財政」を続け、市の財政を悪化させた結果、保守系の谷市政に替わったことが思い出される。
北橋市長は、もっと歳出・歳入のバランスを考え、特に「具体的歳入増加策を打ち出さなければ」次の選挙で苦戦することを自覚した方がいいのではと、おせっかいながら考えてしまうのだが。
分析・文責 松尾潤二
続く
~紫陽花に彩られた商店街で、北九州ではなかなか味わえないフルーツを扱う素敵なお店を見つけた!~
いつもおなじみ「遠賀・洞海湾通信」で紹介されていた若松の商店街を彩っている紫陽花
http://chikuho-doukai.blog.so-net.ne.jp/
梅雨に一番似合う花、紫陽花。6月に開かれた若松のあじさい祭は有名だが、若松本町界隈の商店街も店先に手造りの紫陽花が並び、今の季節、非常に美しい町並みを楽しませてくれている。
そんな若松の商店街の中で、面白いお店を見つけた。
「旬彩果実 松尾商店」だ。
http://blog.livedoor.jp/matsuoshoten/archives/cat_6755.html
この松尾商店が扱う、若松名産「水切りトマト」を本当は取り上げたかったのだが、残念ながら6月末でもうシーズンがほぼ終わりとのことである。
ご主人の松尾昌典氏に聞いたところ、地元産ではこれから若松スイカが出てくるが、逆に北九州で手に入りにくいフルーツを取り扱うのがお店の特徴で、特に贈答用に力を入れているとのこと。
生産者とも直接に仕入れ契約を結び、山形のサクランボ、新潟の洋なし、静岡のメロンなど、北九州ではここでしか手に入らないものがいっぱいあるので、是非一度覗いてみてはいかかだろうか。
42歳のご主人、松尾昌典氏はハードロックやR&Bのビッグバンドでドラムを叩くミュージシャンでもある。
経営者が元気で面白ければ、やっぱりお店も取り扱う商材も元気で面白くなるようだ。
取材 松尾潤二
北九州市(門司港)と釜山広域市(釜山港)とを結ぶ国際フェリー「MOJI LINE(モジライン)」の就航記念式典が21日、門司港西海岸の国際ターミナルで行われた。
あいにくの小雨模様にもかかわらず、100人余りの参列者が新航路の門出を祝った。
モジラインは6月上旬から既に週1~2回のペースで試験運航してきた。
正式就航となる第1便には九州観光を終えて釜山に帰る韓国人客や、北九州観光協会など日本側の訪韓団を含め150人余りが乗船。温泉やゴルフ、ショッピングなどで九州を訪れる韓国人客が増加するなか、「北九州の見所や魅力を韓国の旅行会社にPRしたい」と、北九州市内の旅行社やホテル関係者も数多く参加した。
九州運輸局の発表によれば、九州・山口と韓国を結ぶ定期航路の2007年度旅客輸送実績は、121万人(前年対比13%増)突破し、過去最高を更新した。今年に入って円高ウォン安傾向にあるが、手軽な海外旅行先として九州地域の人気は年々高まっている。
1日1往復、週6便運航するフェリーのダイヤは、韓国人客の利便性に配慮して釜山港を23時に出港し、門司港には翌日午前8時半に到着。門司港からは12時に出港し、釜山港には19時に到着する。
フェリーは乗客定員6百人、20フィートコンテナを110TEU積載できる。大人片道運賃をロイヤル特別室1万8千円から5段階に設定。最低運賃である2等室の8千円は、競合路線である関釜フェリーやカメリアライン、JR九州高速船ビートルに比べ最安値。修学旅行や学生など、若年層の日韓交流に弾みがつきそうだ。
式典には、北橋健治北九州市長はじめ、三原朝彦・西川京子両衆議院議員、中島慎一北九州市議会議長。韓国側からはC&CRUISE鄭鼎敏社長、駐福岡大韓民国総領事館金賢明総領事などが参列。
2002年から2年間、北九州―蔚山・釜山間に国際高速船ドルフィン号を就航させた李勲・西日本国際ターミナル(株)社長は、「前轍を踏まないよう、慎重かつ大胆に航路の運営と発展を図りたい」と抱負を語った。
清滝保育園児の演奏や0哩の演舞、地元の作詞・作曲家による「日韓フェリー‘モジライン’の歌」が披露され、北九州消防音楽隊の演奏に見送られながら、1万6千トンの船体は、一路、釜山港に向けて出港した。
(取材:森脇喜一)
04◆シリーズ:<北九州の元気> -がんばってます! まちのNPO-(9)
NPO3団体と北九州市立大学が「コラボラキャンパスネットワーク」講演会
コラボラキャンパスネットワークとは、北九州市立大学、「乳幼児子育てネットワーク・ひまわり」、「NPO法人北九州子育ち・親育ちエンパワメントセンターBee」、「高齢社会をよくする北九州女性の会」の4団体が取り組む、多世代交流・地域づくりに関する協働事業をコーディネートするネットワーク団体だ。普段なかなか接することの少ない学生と地域の人々が、北九大キャンパスを拠点にして交流できる活動やイベントを展開している。
今回の講演会のテーマは、「子どもは遊ぶのがしごとっ!」
子どもの発達にとって「遊び」はとても大切だ。しかし、「ひとりで遊べない」、「公園に行っても誰もいないから外遊びしたいけどできない」、「遊ばせるのが難しい」という声がよく聞かれる。
豊かな「遊び」とは? 現在の遊び環境についての課題、大人たちに求められていることは何なのか、一緒に考えてみる講演会だ。
■講 師:北九州市立大学 基盤教育センター教授 中島俊介氏
(専門は心理学、メンタルへルス、ポジティブ心理学)
■日 時:平成20年7月17日(木)10:00~12:00
■定 員:60名(先着)
■参 加 費 :一般300円 学生100円
■申込受付:平成20年7月16日(水)まで
■申込方法:電話 TEL 093-964-4194(北九州市立大学総務課地域貢献担当)
■託 児:託児料1人200 円、2人目から100 円
*学内には駐車できませんので、公共交通機関でお越しください。
*託児希望の方は申込時にお申し出ください。
■会 場:北九州市立大学(北方キャンパス)本館3階 D-301教室
☆乳幼児子育てネットワーク・ひまわり http://hi-ma.net/index.html
☆NPO法人北九州子育ち・親育ちエンパワメントセンターBee
http://www.k-bee.net/
☆高齢社会をよくする北九州女性の会 http://www3.ocn.ne.jp/~kkyj/ie.htm
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