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積水ハウス100周年を目指して(49)温故知新| 愛する積水シリーズ
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2008年6月23日 14:00

積水ハウス内には建前が横行している。建前は良いことをいっているから聞こえはいいし、理想論を語っているので、一見 すばらしいことに聞こえる。能力ない上役はすぐにだまされる。大概行動が伴わないので実現はできないことが多い。もうひとつの建前は時の権力者に迎合するため、本音を語れば、睨まれたり、出世に影響するため、当たり障りない体制迎合の建前をいうことが多い。

このような風潮が蔓延り、積水ハウスに活力がなくなったと思う。和田体制になり、堂々と意見を言える雰囲気にないということだろう。積水ハウスは六工場を有しているが、新規商品への開発投資がこの10年以上行われず、各商品のマイナーなモデルチェンジが行われた程度である。無借金経営と自慢げに発表して二年も経たないうちに、借入金による都心の開発土地に大型投資を行っている。

一等地の都市開発バブルが弾けかかってる今、すでに高値で仕入れた土地が再び不良資産化する可能性も秘めている。メーカーなら、六工場の稼動をあげるためにも、新商品開発の投資を増やすべきで、メーカーとしての本分を忘れてしまっているとしか思えない。もう一度、経営陣は先人の偉業を謙虚に称え、そのうえで、新しい商品開発に立ち向かうべきではないだろうか。積水ハウスが次の半世紀のスタートのために、大きな課題を残しているように思う。

野口孫子(敬称略)


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