(株)不動テトラ
事業領域拡大で生き残りを図る
(株)石松
主要取引先の廃業で問い合わせ増加
■塗装・防水工事(北九州)/(有)光塗装
採算割れ 事業停止 負債総額 約1億4,000万円
代 表 :立野 静夫
所在地 : 北九州市若松区浜町2-21-14
設 立 : 1965年6月
資本金 :350万円
年 商 : (07/3)1億4,800万円
6月9日までに同社は、事業を停止した。負債総額は約1億4,000万円が見込まれる。
■一般貨物自動車運送(熊本)/(株)成邦
採算割れ 負債者判明 負債総額 約10億6,600万円
代 表 : 菅野 泰明
所在地 : 熊本県菊池市出田2121-176
設 立 : 1989年4月
資本金 : 1,000万円
年 商 : (07/3)約19億5,700万円
弊誌4月22日号「モルグ」にて既報の同社は、6月10日に熊本地裁より破産手続開始決定を受けた。
破産管財人は追邦夫弁護士(京町法律事務所、熊本市京町2-14-25、電話:096-324-3255)。
負債総額は約10億6,600万円が見込まれる。
■建築工事(熊本)/(株)創建工業
過小資本 民事再生法適用申請 負債総額 約6億8,500万円
代 表 :家入 耕弌
所在地 : 熊本市龍田陣内2-5-9
設 立 : 1970年5月
資本金 : 1,000万円
年 商 : (07/6)6億958万円
4月22日、熊本地裁に民事再生法の適用を申請した同社の債権者が判明した。
申請代理人は森本耕司弁護士(森本法律事務所、熊本市安城町7-14、電話:096-355-5551)。
負債総額は約6億8,500万円が見込まれる。
■コダマが聞く
時代を見極め続けた30年 駐車場のプロ集団へと飛躍
セイワシステム(株) 代表取締役社長 清家 謙次 氏
駐車場の設計から、施工、管理、運営、維持までを手掛ける「駐車場の総合プロデュース企業」・セイワシステム(株)が、今年、設立30周年を迎える。「会社を絶対に倒産させない」という強固な信念のもと、時代を先読みした事業展開で厳しい業界環境を跳ね除け、次世代に向けて果敢に突き進んでいる。それでもなお、「関係者皆さまのご協力によるもの」と感謝の意も忘れない同社代表取締役社長・清家謙次氏に、これまでの30年と今後を聞いた。(聞き手:弊社代表 児玉 直)
○テーマは「感謝」
○絶対に倒産させない
○型式適合認定という必然
○今後も磨く“先見の明”
■どうする福岡空港
空港ネットワークの構築を ハブ空港は九州全体の問題
自由民主党福岡県連幹事長 江口 吉男 県議会議員(柳川市選挙区)
福岡における空港問題は、新空港、現空港拡張、機能分担とそれぞれの主張が交錯し、議論の尽きない状況である。弊誌1333号の小山達生県議に続き、今回は江口吉男県議に空港問題について大いに語ってもらった。
○現空港の機能分担と最低限の拡張
○建設費用の民間負担は無理
○資源問題や県の均衡発展のなかで考えよ
■ズームアップ
原弘産VS日本ハウズイング TOB劇に見る「企業価値の源泉」
(株)原弘産の日本ハウズイング㈱に対する株式公開買い付け(TOB)劇は、原弘産がTOBを発表して以降、多くのメディアで取り上げられてきた。日本ハウズイングは原弘産に質問状や抗議文を送るなど、徹底抗戦の構えを見せている。一方で原弘産は、日本ハウズイングの株主に対して説明会を開催して理解を求める方向だ。今回、企業価値という視点から、このTOB劇を追っていく。
○委任状争奪戦へ
○企業価値を高める提案か
○「企業価値の源泉」とは
■流通大競争時代
九州菓子卸業界の再編本格化 楠屋がコンフェックスに事業譲渡
北部九州を地盤とする菓子卸の(株)楠屋(くすのきや、本社:佐賀県小城市)が4月末で事業停止し、大手菓子卸の(株)コンフェックスに事業譲渡した。ピーク時には売上高60億円超の地場大手だったが、ファミリーマート向けの商権を失って以来、ジリ貧に陥っていた。中小菓子卸の経営環境は、顧客であるスーパー業界の再編のあおりで厳しい。全国卸主導の業界再編が本格化していきそうだ。
○帳合喪失で売上激減
○流通再編に翻弄される
○内部競合激化のイオン
■マックス市政ニュース
転落・溺水・窒息 多発する介護事故
崩壊する介護(1)
年金から保険料を天引きされることへの国民の怒りがいかに凄まじいものか、いまさら説明する必要もなかろう。天引き=お金を払うということは、それなりのサービスが受けられる前提で対価を支払うのが普通である。介護保険制度がスタートするとき、保険料はいただきますが、より多様なサービスが「選択」できるようになります、という触れ込みだったと記憶している。民間業者の参入で、サービスの質も種類も増えて、バラ色の老後が実現すると受け取った人も少なからずいたのではないだろうか。ところが介護現場では、バラ色の未来とは正反対の惨憺たる状況が起こっている。信じられないような事故が多発しているのである。事故の検証を通じて、介護保険制度の抱える本質的問題に迫る。
○特老、2年で死亡事故10件 福岡市は公表せず
○ストレッチャーから転落 死亡事故で刑事事件に
○事故隠しの疑いも 理事長は副院長本人
■東京レポート
ベルシステム24の社長が解任 クーデター関係者の人生模様
クーデター事件から4年。今度は社長解任事件が起きた。コールセンター最大手、ベルシステム24(以下、ベル24)は5月27日開催の定時株主総会で、筆頭株主の日興プリンシパル・インベストメンツ(以下、NPI)が全9人の取締役のうち園山征夫社長(64)ら6人の取締役と監査役1人を解任。新社長には、東京三菱銀行出身で、外資系コンサルタント会社のブーズ・アンド・カンパニーに勤務経験がある内田亮氏(49)が就いた。上場廃止となっているため大きなニュースにはならなかったが、ベル24は日興コーディアルグループが外資の軍門に下るきっかけをつくった伏魔殿。すべては、4年前のクーデター事件から始まった。
○社長解任事件
○クーデター事件
○明暗の分かれた事件関係者
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