★☆目次★★
01◆北九州版スタート特集
地元国会議員/候補に北九州の経済産業政策を問う!
~第6弾 国民新党 自見庄三郎参議院議員に聞く その3~
02◆北九州を元気にするには―トップインタビュー
株式会社アイム・ヒアー 大内義昭代表取締役に聞く その2
01◆北九州版スタート特集
地元国会議員/候補に北九州の経済産業政策を問う!
~第6弾 国民新党 自見庄三郎参議院議員に聞く その3~
「アジアメディカルセンターとしての受け入れ体制を確立すれば、北九州の都市としての新しい産業基盤にもなる」
Q/
「北九州をアジアのメディカルセンターにする」とは、医師でもある自見議員らしいアイデアですね。
自見/
アメリカ、ヒューストンにテキサス大学「ヘイラー・メディカル・コンプレックス」という先端医療が集積したところがあります。
この機関は10%が外国人に解放され、自由診療で世界から患者を受け入れ、アラブの富豪などもわざわざここの医療を頼ってきていて、大きな利益を上げています。
残り90%は保険診療など地元のために診療を行っていますので、地域の人達も世界でもトップレベルの医療が受けられるのです。
シンガポールがアジアのメディカルセンターを目指しているようですが、「日本の医療技術は世界でも最高である」と自信を持って言えますし、その中でも北九州にはレベルの高い病院が集まっていますので、北九州をアジアメディカルセンターにすることは十分可能だと考えます。
小倉記念病院の延吉先生の心臓病治療などは、これまでも世界屈指の評価を受けていますが、こうした北九州が誇る医療技術をシステム化していき、アジアメディカルセンターとしての受け入れ体制を確立すれば、北九州の都市としての新しい産業基盤にもなると思います。
Q/
医療が専門分野の自見議員として、今問題となっている後期高齢者医療制度については、どのようにお考えですか。
自見/
私は今の後期高齢者医療制度については、一貫して反対しています。
医療の専門家として反対なだけでなく、日本人の心の温まりを全く失った欠陥制度であり、今すぐにも廃止すべきだ、と繰り返し主張しています。
まず日本の医療は「社会保険システム」に支えられて成り立っており、「保険システム」は、若い時にその資金を貯めておき、世代間で支え合うことが基本です。
75歳以上という非常に限られた層で「保険システム」が成り立つはずがありません。
今の政府や厚生労働省の官僚が後期高齢者医療制度の導入の目的として、日本の医療費、特に老人医療費が増え過ぎて、今後支えきれないということを論拠にしていますが、日本の医療費は欧米と比べてGDPに占める割合は低いし、この数年の高齢者の医療費は実際のところほとんど増えていないのです。
官僚が出す数字は、自分たちに都合がいいものばかりで、「我田引水」的発言に騙されてはいけません。
本当に医療の実態を分った政治家が、官僚をきちんとコントロールしなければ、質の高い健全な日本の医療制度は守れないと思います。
取材 松尾潤二
つづく
02◆北九州を元気にするには―トップインタビュー
株式会社アイム・ヒアー 大内義昭代表取締役に聞く その2
「韓国のJポップサイトでうちのBe in Voiceというアカペラのグループがベストテンの中で4曲も占め、1位までなったのです。X JAPANや宇多田ヒカルよりも上位になったというのは、Be in Voicesの音楽性が、純粋に評価された結果だと思います。」
I’m HereCO.,LTD/九州アーティスト学院のスタジオで
(株式会社アイム・ヒアーのサイト http://www.imhere.co.jp/ )
Q/
拠点を移されもうすぐ10年ですが、北九州での音楽制作活動はいかがでしょうか。
大内/
東京や福岡と比べて音楽制作の基盤がありませんでしたので、スタジオの準備からスタッフを揃えるまで全てを自分たちで用意しなければならなかったので大変でした。
今もメディアの発信地が東京に集中して、音楽業界も一極集中の状態なので北九州で活動することにハンデはあります。
しかし携帯電話やネット社会になって、日本の音楽産業自体も大きく変わってきていますので、逆にチャンスも生れてきています。
韓国などは、ネットでダウンロードすることが当たり前になり、CDショップがなくなってきています。本当にびっくりしますが、韓国で残っているのは中高年向きのCDの店だけです。
Avexなど除いて、日本のレコード会社も外資に支配されて、スタッフは年契のため、いつ首にされるのか分らずビクビクしていると言われています。
また日本の音楽作りは「加工の世界」で、パソコンで打ち込んで音を作り、へたな歌手でも、どんどん加工して、うまく聞こえるようにCDでは仕上がるようになっているのです。
本当にいい音を、いい技術で録るエンジニアがいなくなってきているという問題も起きています。
そんな業界の中で、私たちの会社は、素材自体がいいミュージシャンを発掘して、国内のみならず海外にも曲を送り出しています。
数年前に韓国も日本の音楽が解禁され、私の会社も韓国の大手「ドレミ音楽出版」から声がかかり「Jポップサイト」にうちのアーティストの曲を送りました。
まだ日本の音楽を詳しく知らない韓国のファンが多いせいかもしれませんが、そのJポップサイトでうちの「Be in Voices」というアカペラのグループがベストテンの中で4曲も占め、1位までなったのです。
http://www.imhere.co.jp/artist/bein.html
X JAPANや宇多田ヒカルよりも上位になったというのは、うちのBe in Voicesの音楽性が、純粋に評価された結果だと思います。その時は、北九州をベースに韓国で音楽をヒットさせたということで話題になり、NHKの取材まで入りました。
取材 松尾潤二
つづく
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