博多区東平尾公園内にある博多の森競技場(レベルファイブスタジアム)は、Jリーグアビスパ福岡のホームスタジアムとして使用されている。サッカーのほか、ラグビー、アメリカンフットボールなどが使用し、収容人員は22,563名(イス席/21,078名、立見席/1,485名)。6月8日にはラグビー日本代表が24年ぶりに福岡市で国際試合を開催した(対戦相手はオーストラリアA代表)。
しかし、サッカーとなるとレベルファイブスタジアムは使えないのだ。ユニバーシアード福岡大会に備えて建設された、福岡初のサッカー・ラグビー専用のスタジアムで、1996年にはキリンカップの日本vsメキシコ戦も開催されたことがあるが、日本サッカー協会が基準を改正した為、開催される事はなくなり、現状では基準をクリアすることが難しく、折角の競技場も国際試合が出来ず、宝の持ち腐れとなっている。
結果として、サッカーの国際試合が九州であるときは、大分に持っていってしまわれるのだ。造るときから、アクセスやインフラなどの整備を盛り込んでいないツケが回ってきている。箱を造っても魂(インフラ)が通わないと、箱は生き生きと活動できない。
※記事へのご意見はこちら