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マックス北九州ニュース

マックス北九州ニュース No.071 2008/06/27
マックス北九州ニュース
2008年6月27日 16:22

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★☆目次★★

01◆北九州版スタート特集 
  地元国会議員/候補に北九州の経済産業政策を問う!
  ~第6弾 国民新党 自見庄三郎参議院議員に聞く その4~

02◆北九州を元気にするには―トップインタビュー
  株式会社アイム・ヒアー 大内義昭代表取締役に聞く その3

03◆シリーズ:<北九州の元気>-がんばってます!まちのNPO-(11)
  「認知症・草の根ネットネットワーク」が設立総会・記念講演会を開催

 
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01◆北九州版スタート特集 
地元国会議員/候補に北九州の経済産業政策を問う!

~第6弾 国民新党 自見庄三郎参議院議員に聞く その4~

 「日本経済を活性化するために必要な意味のある公共事業(私は公的投資と言うべきだと思っていますが)、実際に経済波及効果がある公的投資は行うべきだし、日本政府にはその資金を出す余裕は十分ある」

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Q/
 自見議員は郵政民営化に反対して、自民党を離れ国民新党に移られた訳ですが、何故そこまで郵政民営化反対にこだわったのでしょうか。

自見/
 私は小泉首相の下で、自民党・党組織本部長として聖域なき構造改革路線を進めていた立場です。
 しかし、自由競争万能主義者ではありません。これまでの官僚制度の非効率的組織は解体すべきですが、行政でなければできないことも多くあるのです。郵政民営化や医療改革などは「改革」の名の下で、アメリカ直輸入の市場原理主義により、弱者切捨て、地方経済・中小企業の衰退、貧富格差拡大、雇用の不安定化を進めただけで、本当の意味の改革とは異なるものです。

 私は真の保守主義によって日本の社会を立て直していくことが、今こそ本当に必要であり、地元北九州のためにもなると確信して、敢えて反旗を翻したのです。こうした私の一貫した信念に対して市民の皆様からご理解・ご支持をいただき、先日の参議院選挙で国政に復帰できたと思っております。

Q/
 郵政民営化の一番のマイナス面は何でしょうか。

自見/
 まず大きな日本の構造的問題を説明させて下さい。今、日本の経済は思い切った政策転換をしなければ、景気が上向きになることはないと思います。財政支出を抑えるばかりの縮小均衡では、日本経済が好転することはありません。
 また官僚が言うことを鵜呑みにして、830兆円の財政赤字や医療費増大などを言い訳として、大蔵省のDNAである増税路線に乗せられてしまう可能性があるのも問題です。実際のところ、日本政府は大きな財政赤字を抱える一方で、霞ヶ関の埋蔵金や裏ポケットなどと呼ばれている、表に出ていない資産、特別会計や外貨準備の運用資金が580兆円もあるのです。

 830兆円の赤字(粗債務といいます)ばかりがクローズアップされていますが、資産分を差引けば、実際の赤字、純債務は250兆円ぐらい。これは日本のGDPの半分であり、他の国と比べてその割合は決して高くはありません。ですから今の日本経済を活性化するために必要な、意味のある公共事業、(私は公的投資と言うべきだと思っていますが)、実際に経済波及効果がある公的投資は行うべきだし、日本政府にはその資金を出す余裕は、十分あると考えています。

 ここでようやく郵政民営化反対につながるのですが、日本政府の資産である特別会計は、郵便貯金や年金の運用が大きな割合を占めているのです。また日本国民の1500兆~1600兆円と言われている個人資産も、その多くが郵便貯金に預けられ運用されてきた訳です。
 こうした日本将来のために使われるべき公的資金が、郵政民営化により目減りしたり、海外に流出して、本来の国内投資に使われなくなってしまうことが一番の問題なのです。

 私は不必要な道路や施設を造れと言っているのではありません。政府や行政でしかできない、長期的なヴィジョンを持った公的投資で経済的な波及効果を生み出すことが重要だと主張しているのです。それはクリントン政権時代の財政顧問ジョセフ・E・スティグリッツが主導して成功した例でも実証されています。

http://blog.livedoor.jp/kanconsulting/archives/50592858.html

 彼はノーベル賞も受賞していますが、軍事費を削減して、病院や学校建設など実社会で必要とされているものに投資してアメリカの経済発展を呼び起こしたのです。日本でも学校の耐震化工事や医療施設への投資を進めれば、国民生活の向上と経済効果の両面で役立つことは間違いありません。

                           取材 松尾潤二
つづく
 
 
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02◆北九州を元気にするには―トップインタビュー
  株式会社アイム・ヒアー 大内義昭代表取締役に聞く その3

 最近では、今年北九大を出たばかりですが「引田香織」がアニメタイアップの曲を次々とヒットさせています。

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 I’m HereCO.,LTD/九州アーティスト学院のスタジオで
(株式会社アイム・ヒアーのサイト http://www.imhere.co.jp/ )

Q/
 九州アーティスト学院での若手の育成の方はいかがでしょうか。

大内/
 音楽を志す人たちは、最初から東京や福岡を目指す人が多いのですが、北九州でも元気に学んでいる若者が多くいます。しかしプロになるのは大変なことです。私は必ず学生に「デビューできるはずがない」と最初にはっきり言ってます。 もちろん頑張ってプロになった人もいます。
 私の方針としては、どんなことを学ぶにしてもまず社会性を持たせることが基本であり、音楽の素晴らしさを知ってもらうことが大切だと思っています。その過程の中で「金のタマゴ」を見つけ、育てていければいいと考えているのです。最近では、今年北九大を出たばかりですが「引田香織」がアニメタイアップの曲を次々とヒットさせています。

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http://www.imhere.co.jp/artist/hikita.html

 北九州の若者は、東京や福岡の場合は作られた人が多いのですが、シンプルな素材の子が多いと思います。いい素材でもそれを磨き、全国に営業して広げていかなければ、なかなかメジャーになれないのですが、かなり道は開けてきていると思います。
 最近では地方をベースとしたミュージシャンも、独自のジャンルを持つ沖縄や仙台の「モンキーマジック」のように、いろいろ個性のあるアーティストがでてきています。

Q/
 しかし北九州で音楽をビジネスとして広げていくことはやはり大変でしょうね。

大内/
 東京や福岡と比べて若い世代が少ないということもありますが、北九州は都市として、「音楽ビジネスに対するノリがよくない」感じはありますね。ただ、市内には本当に音楽が好きな人も多く、例えば「若松の若大将!」と言われるような人もいますし、オヤジバンドなどで活躍している方々も結構いるので、プロとアマ、ロック、ポップス、クラシックなどジャンルを問わずに音楽好きな人達がもっと有機的につながれば面白くなると思います。

 東京などでは、カラオケよりも、昔の「歌声喫茶」風に生演奏の店に様々な年代が集まり、いっしょに「吉田拓郎」を歌ったりする店が流行ってきています。北九州でも、「生」演奏が楽しめる場がもっと増えれば、音楽ビジネスも自然に元気になるような気がしています。

                          取材 松尾潤二

つづく
 
 
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シリーズ:<北九州の元気>-がんばってます!まちのNPO-(11)
「認知症・草の根ネットネットワーク」が設立総会・記念講演会を開催

 厚生労働省の発表によれば、介護保険の要支援・要介護1~5の認定者数の内、その半数、約200万人近くの方に認知症の症状が見られるとのことだ。

 認知症の症状は、物忘れや身体障害に止まらず、人格崩壊に至るケースもある。脳細胞は20歳代をピークに1日に10万個程度死滅するそうであるから。「老化による物忘れ」から「認知症による物忘れ」に進む可能性は誰しも持っている。介護保険も、今後、身体介護中心から認知症の介護を重視する方向だ。北九州市の場合、高齢化率は全国政令市で最も高い22,4%(2006年3月現在)。高齢者の10人に1人、約22万人が認知症高齢者と言われている。

 こうしたなか、認知症の高齢者が安心して暮らせる地域ネットワークづくりへの取り組みが、一昨年秋、小倉北区の山田緑地で行われた認知症の人と介護者・ボランティアの交流イベントをきっかけに始まった。
 
 昨年5月から準備を進め、今年4月12日には、「認知症・草の根ネットワーク」の発足集会を「ウェルとばた」で開催した。その後、個人の思いを尊重するため、個人参加を基本としながら、これまでに、医師、看護師、社会福祉関連従事者、ボランティアなど、県内から300人以上の賛同者が集まった。

 これを機に、「認知症・草の根ネットワーク」では、支援活動の輪を広げ、認知症に関する情報収集や情報発信を行うため、下記の要領で、設立総会と記念講演会の開催を予定している。

<認知症を正しく知って、暮らしやすいまちづくりを一緒に!>

講 師:認知症介護研究・研修センター主任研究主幹  永田 久美子 氏
日 時:平成20年7月9日(水)開会18:30   終了21:00

プログラム(予定)
18:00 開  場
18:30 設立総会  ※一般の方も参加できます。
19:00 記念講演
「認知症を正しく知って、暮らしやすいまちづくりを一緒に!」
  【講師】認知症介護研究・研修センター主任研究主幹 永田久美子氏
20:00 ~ 今ある地域の事例から学ぼう ~
21:00 閉会式

会  場:ムーブ2階大ホール (北九州市小倉北区大手町11-4)
参 加 費:会員300円 一般500円  ※当日受付にてお支払い下さい。
主  催:認知症・草の根ネットワーク  
後  援:北九州市
申込締切:6月30日(月)必着
申込先:認知症・草の根ネットワーク事務局
    〒802-0833 北九州市小倉南区上石田二丁目21-23
    FAX:093-963-3075(田代宛)
    TEL:090-7159-1133(田代) 090-2968-9463(中村)
 
 
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