昨今、マンション市況はめっきり冷え込んでいる。その最たる例が、倒産した矢緒企画(大牟田市)だろう。先日、あるマンションデベロッパーの経営者2名に会ったところ、両氏とも同じことを言っていた。「既存物件の販売は、この時代でもまずまず順調にいっています。ところが、金融機関は新規の物件への融資をまったくしてくれません。というか、融資のお願いに行っても、門前払いに近いですね。このままいけば、今の物件が終わるころには売る物件が無くなり、会社をたたむことになりかねません」。
現在、金融機関は不動産関連への融資には非常に消極的である。門前払いといった姿勢を改め、各々の企業の現在の経営状況を見て、融資するかしないかの判断をするべきではないだろうか。
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