▼▽ 本日の記事・目次 ▽▼
▼01 「こども病院の人工島移転を考える会」
市長へ要望書提出 福岡市 かたくなな姿勢崩さず
▼02 市長公用車不適切使用に目撃証言!
吉田福岡市長側説明と大きな食い違い
▼01 「こども病院の人工島移転を考える会」
市長へ要望書提出 福岡市 かたくなな姿勢崩さず
6月30日午前11時、「こども病院の人工島移転を考える会」(西頭京子、佐野寿子代表)が吉田宏福岡市長に対し、7月5日(こども病院3階講堂)、10日(市役所15階講堂)に実施される、こども病院移転問題に関する市民説明会に、市長自身が出席するよう要望書を提出した。吉田市長は姿を見せず、要望書は保健福祉局のこども病院担当課長が受け取った。
市長は、6月24日の定例記者会見で、専門家に説明を任せるとし、「説明会に出席するつもりはない」と表明していた。この会見での吉田市長の発言を受けて、今日の要望書提出となった。
同会の西頭代表らは、「吉田市長は、3月の署名提出の際には『74,000人の署名を重く受け止める』とコメントした上、6月議会の答弁では『こども病院の移転に関しては誠意をもって説明する』と言っていたのに、説明会に出席しないのは市の最高責任者として誠意ある態度とは思えない。ぜひ出席して、直接、患者家族の声を聞いて欲しい」と要望した。
しかし、応対した市職員は「まずは、こども病院院長、担当職員による説明を聞いていただき、その時の情勢を踏まえて、市長が直接市民の意見を聞くかどうかを判断する」と会見時の市長発言と同じ内容を繰り返すにとどまった。西頭代表らは、重ねて、「患者家族は、こどもの治療や通院もあり、度々集まることはできない。遠く(長崎県)壱岐から説明会に来る予定の人もいる。7月5日は、患者家族が集まれる数少ない機会なので、ぜひ直接、私たちの意見を聞いて欲しい」と懇請したが、担当職員は「市長にはお伝えします」と繰り返すのみ。
要望書提出後の会見で、西頭代表は、「市やこども病院に意見を言う度に『市長にお伝えします』と答えが返ってくるが、本当に伝わっているのかとても不安。一度でいいから、市長に直接意見を聞いていただきたいし、市の最高責任者の口から説明を聞きたい」と心情を吐露した。その心情は察してあまりある。
吉田市長は、口では「市民のため」「人工島を市民の財産に」と言いながら、直接患者家族の意見を聞くこともなく、なし崩し的に人工島移転を決めようとしているようにしか見えない。民主主義社会における「合意と納得の調達」と「意志決定プロセスの透明化」は政治家にとって最も大切なことではあるまいか。
予定される説明会に、出席するか否かによって、吉田市長の政治家としての評価が定まると言っても過言ではない。市長の「聞きたかけん」は市民と正面から向き会うということではなかったのだろうか…。
日下部晃志
▼02 市長公用車不適切使用に目撃証言!
吉田福岡市長側説明と大きな食い違い
昨年12月4日ホテル日航福岡の玄関前、吉田宏福岡市長は市長公用車に女性2名を同乗させた。MAX市政ニュースでは、これを公用車のタクシー代わり使用であるとして厳しく追及してきた。
さらに、市秘書課が詳細を聞けとした中牟田健一元百貨店社長は、当日が「土砂降りの雨だった」ことを前提に問題なしとした上、別の日に自身が公用車で自宅まで送ってもらっていたと明言。吉田市長も24日の定例会見で、同氏を自宅まで送ったことを認めたが「問題なし」と強弁し、12月4日は「土砂降りだった」と同じ表現で中牟田氏の話を追認した。
しかし、福岡管区気象台への確認では12月4日夜の降水量はゼロ、晴天だったことが判明、市長はいまだに詳しい説明を避けている。ホテル日航福岡の上空だけが「土砂降り」のはずもなく、雨だったとする市長の話は虚偽か、別の日の記憶と取り違えているかのどちらかということになった。
目撃証言「女性はスーツ」 中牟田氏「着物」
取材班は、12月4日夜、ホテル日航福岡において、吉田市長の行動の全てを目撃していた人物から、当日の詳しい話を聞いていた。目撃した市民をA氏とさせていただく。12月4日、A氏は同ホテルトイレを使用後、車寄せがある玄関に向かっていた。ちょうどそのとき、吉田宏福岡市長が左右に1人ずつ、女性2名を連れて同方向へ歩いてきたという。女性2名は髪をアップにした清潔感のある方々だったという。服装は2名ともスーツ。
車寄せ玄関には市長公用車が横付けされていたというが、車種・ナンバーともに市長専用の公用車であることは間違いない。
ここまでの目撃証言だけでも、中牟田氏の話とかなりの部分で食い違いを見せる。同氏は、女性2名を公用車に乗せたのは中牟田氏自身だったとするが、目撃したA氏は、ホテル内ロビーから女性2人をエスコートしていたのが吉田市長だけだったという。中牟田氏への直撃取材の内容は、既に詳しく報じたが、一番の食い違いは、女性2人の衣服である。
中牟田氏は女性2人について、レストランオーナーで、当日は「着物」つまり和服だったとするが、目撃証言は「スーツ」に間違いないとなる。
この点について中牟田氏に「着物ではなくスーツだったのでは」と確認したが、着物だったとしてスーツ説を否定されている。どちらが本当かということになるが、A氏の記憶に「土砂降り」の記憶はないという。さらにA氏の記憶は詳細に及ぶのである。 つづく
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