トライアル・カンパニーは、田川市白鳥工業団地の物流センターの立ち上げが混乱し、売場への商品供給が充分に出来ない状態だったが、ようやく軌道に乗ってきたようすだ。
白鳥物流センターは2階建てで、1階プロセスセンター1万4,190平方メートル(4,300坪、延べ床面積)と物流センター2万1,450平方メートル(6,500坪)、2階物流センター1万4,190平方メートルからなる。
プロセスセンターは惣菜と精肉、鮮魚の一部をパック加工する。物流センターはチルドと生鮮を除く全商品が対象で、ベンダーが受注量だけを持ち込む在庫型と、店別に仕分けされた商品を扱う通過型に分かれる。九州全域と一部中国地方の店舗に供給する計画だった。
従業員はプロセスセンターが約300人、物流が650人(パートを含む)。物流センターの運営は子会社下田屋が請け負っている。
4月中旬の稼働直後は作業の不慣れから現場が混乱、出荷がスムーズに出来ない状態だったという。
菓子などはベンダーに店舗に直接納品してもらうことでしのいだが、それでもグロサリー関係は陳列棚の半分近くががらがらの状態だった。
本社人員まで応援に駆り出す荒仕事で、どうにか連休明け以降は軌道に乗ってきたもよう。欠品だらけで、売り逃しも多かったと見られる。