ギャラクシーエアラインズ株式会社 企画部部長 内田浩幸 氏
《物流ビジネス変革期に求められた航空物流》
━━ ここでギャラクシーエアラインズの沿革をお聞かせ願いますか。
内田/ ギャラクシーエアラインズ株式会社は佐川急便の持ち株会社、SGホールディングスが55%を出資し、残りを三井物産、日航インターナショナル、住友商事、OCS海外新聞普及などが主要株主となり、2005年5月に設立されました。
現在、わが国では、貨物専用機のみで国内航空貨物輸送を専門に運航している航空会社は、当社だけです。
━━ そこには航空貨物物流のニーズがあった、と言うことですか?
内田/ 航空貨物輸送は、物流・商流の高速化や大型トラックの速度規制などの影響により、欠かせない高速輸送モードとなっています。佐川急便さんがこの事業に乗り出した大きな理由の一つとして、「宅配便の全国翌日配送エリアの拡大」を目指すことにありました。
一方、貨物輸送にとってニーズの高い、朝早い便や夜遅い便の貨物搭載スペースの確保が難しく、また、旅客航空各社は運航コスト効率化のため、航空機材の小型化をしていく傾向にあり、旅客機のベリー、即ち腹積み部分も縮小され、貨物の有効スペースがなくなって来たことも大きな要因です。
そう言う背景の中で、他社との差別化、競争力強化、新たな商品開発も含めて、航空貨物ビジネスに乗り出したのです。
━━(株)ギャラクシーエアラインズ HP http://www.galaxy-airlines.com/