北海道洞爺湖サミットが7月7日から3日間開催される。日本での開催は、2000年の九州沖縄サミット以来となる。総費用に100億円近くかかると指摘する試算もあり、行政の財政負担はあるものの、民間では一定の経済効果が期待される。そんな中、九州では悪影響を受ける業種があるという。
北海道での開催ながら、警備の応援に福岡県警も関わるということで、手薄になる福岡県内の措置として、パチンコ業界では6月15日から1ヶ月間、新台の入れ替えが禁止となるのだ。1ヶ月の長期に渡る台の入れ替え禁止は稀である。「オリンピッククラスのイベントが無い限りなかなかない。」(関係者)
パチンコ業界の近年の台の入れ替えは目まぐるしい。「1週間スパンで行なわれる。」中での台の入れ替え禁止は、資金負担を軽減する一方で、店舗の力が如実に現れる。7月15日以降に予想外の差が付くことも予想され、また、パチンコ業界に依存している中小の施工業者にとっては死活問題になりかねない。
民間の業界の首を絞めてまで行なうサミットだけに、福田総理には相応の活躍が至上命題となる。