プレナス新規出店の多くはFC
予想された通りプレナスは、「ほっともっと」立ち上げに際して出店攻勢をかけてきた。5月13日時点では直営1113、FC915合計2028店舗だった。5月15日、「ほっともっと」を立ち上げて2週間後の5月31日には、2091店舗になった。63店舗の純増だ。
「加盟店を守る」という名目で、春日市に唯一残った「ほっかほっか亭」のすぐそばに出店するという、えげつなさも見せ付けた。
ところが、新規店舗を見ると以外な点に気がつく。直営店は13店舗しか増えていないのだ。50店舗がFC加盟店ということになる。新生プレナスへ期待する加盟店がかなりいたということになる。
しかし、この手法こそがプレナスの真骨頂と指摘する。「そもそも“ほか弁”はFC業態。どれだけ加盟店を増やすかに力を注いできた。また、指定の食材や設備などで2重3重に儲けられるFCの方が、効率がいい」と関係者は指摘する。
抜群の財務体質と競争力は、こういうところにあるかもしれない。