福岡地区にわずかに残った「ほっかほっか亭」に新店を出店するえげつなさを見せたプレナス。かつて、「潰されるかもしれない」と恐怖におびえ結局プレナスに残った加盟店の予想通りの手法を見せてきた。
ただし、プレナスに付いたある加盟店によると「やはりメニューを含めたオペレーションは総本部より上」として選択は当面はただしかったことを示唆している。今後は熾烈な弁当戦争に巻き込まれることも予想しているが、当面は首都圏での出店競争が予想され、趨勢を眺めることができる。
しかし、無風に見える福岡地区のプレナスの加盟店も水面下では激しい侵食にさらされている。仕出し業者が乱立して300円程度で大量に弁当を造り、一部加盟店の顧客を奪い取っているのだ。こうした時のためにスーパーバイザーといわれるコンサルタントが各加盟店へのアドバイスを送る。
実はこうしたスーパーバイザーにもほっかほっか亭側に移った人材がいるという。総本部もえげつないという意見もあるが、見方によっては社員が簡単に転ぶ社風をプレナスが持っていたことになる。
かつても触れたように、内部情勢の探りあいなどでなく、消費者支持による競争原理で雌雄を決してもらいたい。