増収減益
久光製薬(株)(本社:佐賀県鳥栖市、中冨博隆社長)は、7月1日、平成21年2月期 第1四半期財務・業績の概況(連結)を発表した。
それによると、売上高は前年同期比2.2%増の30,033百万円、経常利益は同比2.6%減の8,597百万円、当期純利益は同比0.7%減の5,268百万円となっている。
売上高については、医療用医薬品事業では、4月からの薬価改訂の影響を3.9%受けたものの、重点商品のケトプロフェン含有経皮吸収パッチ剤「モーラステープ」(前年同期比2.3%増)、2倍サイズの同パッチ剤「モーラステープL」(前年同期比27.4%増)が好調に推移。前年同期比6.5%増となり、増収に寄与したとしている。
一般用医薬品事業では、厳しい販売競争が続くなか、フェルビナクを主成分とする「エアーサロンパスDX」を新発売するなど需要層の開拓に努めたものの、前年同期比8.8%減となっている。
利益については、薬価改訂による売上原価率の上昇や、新工場稼動に伴う減価償却費の増加などの影響で、売上原価が増加。販売費および一般管理費は減少したものの、減益となったとしている。
▼関連リンク
⇒久光製薬
※記事へのご意見はこちら