昨日報じた福岡市のこども病院が移転した場合の人工島における用地面積について、4ヘクタール案が進められていたことを、複数の市議会関係者が認めた。
話によると、保守系会派の一部議員と福岡市関係者の間で妥協案が探られてきたが、そこでこども病院の新たな整備は急を要するとの見方で一致。統合案にも含みを残し、用地面積を3ヘクタールから4ヘクタールへ増やすことで、保守系会派の同意を取り付けようというもの。
「まず土地ありき」と言われ続けてきたが、その話を裏づけるものとして、厳しい批判の声も出ている。一方で移転問題の関係者からも、上限3ヘクタールとされてきた用地面積を増やしたいという趣旨の発言が相次いでいる。こどもの命を二の次にした水面下の交渉に、厳しく注文をつけておきたい。
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