(株)スピナは6月25日開いた株主総会で、河北宏一・西鉄ビルマネージメントサービス専務が専務取締役総務部長に就任する人事を決めた。西鉄は非常勤役員1名を派遣しているが、常勤役員を送り込むのは初めて。
西鉄はスピナを買収するに当たって新日本製鐵との間で3年間は役員を留任させることを取り決めていたもよう。逆に言うと、3年間は人事に手をつけられなかった。子会社化して4年目を迎える来年は社長を西鉄から派遣すると見られ、名実ともにスピナを支配下に置く。
これまでスピナが高収益を上げていることもあり、経営の自主性を尊重してきたが、来期以降は経営に直接関与し、別個だった西鉄ストアとの仕入や物流の統合に着手することが予想される。
専務取締役総務部長
(西鉄ビルマネジメントサービス専務)河北宏一
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