某不動産会社によると通常年4万坪の供給でも多いといわれる福岡のオフィス市場に対し、昨年度は8万坪が供給されたとのことである。当然新築オフィスビルは空きが目立つが、SPC(特定目的会社)により開発された新築ビルは、需要がなくても値下げすることもできず苦戦中とのこと。
CBREでは福岡市の空室率が9.5%に上昇(四半期ベース07/9期7.4%、07/12四半期7.9%、08/3期8.5%、08/6期9.5%)していると発表している。
福岡は元気が良いとかでオフィス需要が高いとされているが、ファンド投資金流入により市場はオーバーフロー状態。その結果坪当たり賃料も下降気味となっている。
天神地区のオフィスニーズはこれまでどおり高いものの、一部の新築ビルでは既に苦戦を強いられている。
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