福岡市の吉田宏市長は15日、市立こども病院の人工島移転に反対するグループが市民の是非を問う住民投票条例の制定に向けた会を発足させたことについて、「17日の説明会を待ってもらえず残念。話した後でも良かったのではないか」と不快感を示した。定例の市長記者会見で語った。
発足した会は「福岡市こども病院人工島移転の是非を問う住民投票を実現させる会」。こども病院の人工島に移転の是非を市民に諮ってもらおうと、8月31日から市民の署名を集め、住民投票条例の制定を直接請求する考え。14日に患者、家族らで結成された。
吉田市長はこうした動きについて、「認められている市民の権利の行使なので、冷静に受け止める」と述べつつ、「あさって(17日)に説明会でお会いするのだから、正直なところ、話し合いをした後それからでもどうだったのかなと思う。残念」と不快感を示した。
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