住宅・建築・不動産関連株が軒並み値を下げている中で、福証上場企業の越智産業株式会社(7489)の株価だけが跳ね上がっている。
一時900円割れもあったのが、大きく前期業績を下回った08年3月期決算発表後はじりじりと値を上げ、1,100円から7月16日には一気に1,300円、本日7月17日には1,280円と高値水準を維持している。
取引株数は2,500株程度だが、越智産業社内でも「データ・マックスがうちの記事を書きまくるから、M&A対象を意識して買値を探っているのではないか?」などと言う話が冗談交じりで囁かれたり、「誰が社内事情をデータ・マックスにリークしているんだ?」等、詮索まがいの話まで飛び交っているとか。
同社の株式は、創業者の越智文哉相談役及び八千代夫人、越智家の資産管理会社、社員持株会等の安定株主でガードされており、M&Aを狙って買い占めようにも過半数を握るのは困難だと思うが、1,300円前後ならば一部の株主は同意をみせるということであろうか?
これまでは、社員持株会が購入に動く場合にのみ高値が付くということはあったのだが、その場合も900円前後の底値近くで買いに出るのが普通なのに、この持株会は株価を吊り上げる意図があるのか?と思えるほど1,050円から1,100円前後の高値で買い進んでいる。
誰が何の目的で1,300円で買っているのか気になる。
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