生コンプラント・環境プラントメーカー(株)冨士機(代表・藤田以和彦氏、本社・大野城市)は子会社のセントラル商工で筑紫野生コン工場を運営しているが、続いて別の子会社(有)エフエムシーで、那珂川町に生コン工場を新設し稼働直前に来ている。
生コン業界では、6月には組合出荷ペースで月間11万台m3に落ち込み、青息吐息の状態の中で「藤田社長はあえて業界に挑戦するために工場を新設するのか」と、疑心暗鬼に陥っている。取材をしてみると藤田社長は「業界の為の実験だ」とコメントした。狙いとしては、この新工場で「敷地・設備投資が従来の半分で済む」コンパクト型を導入することだそうだ。
製造能力も変わらずに、半分以内の予算で生コン工場が運営できるとなれば、業界にとって福音ではなかろうか。
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