2、回復しているのか
昨年の上半期と下半期は別表の通りであるが、昨年上半期の月平均と本年5ヶ月間の月平均で比べてみる。
(1)昨年上半期の月平均は100,758戸、本年の月平均は88,532戸、下落率12.13%とまだ回復していないことが明らかである。
(2)内容別には、分譲マンションが昨年上半期月平均19,805戸に対し、本年の月平均は16,992戸と14.20%下落したまま。
(3)分譲戸建は、昨年上半期平均11,188戸から本年月平均9,939戸と11.16%下落している。
(4)持家の減少幅は、8.91%(上/下)から8.56%(上/本年)とほぼ同じで、落ち込んだまま推移している。
(5)賃貸戸建・マンションは、昨年上半期月平均41620戸から本年月平均35948戸と幾分か改善されてきているものの△13.63%と大幅な下落幅となっている。
結果、一部には改善が見られるが、まだ回復には程遠いものとなっている。(続)
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