◆ 01 対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その76回
公共交通機関としてコンパクトに空港と都市を結ぶ−5
◆ 02 改革派前市長による希望の提言(12) 木下敏之前佐賀市長
まだまだ削れる行政のコスト−2
◆ 03 柳川はすでに市長選?!被害届けの取り下げ如何、全員協議会
◆ 04 三池港開港100周年記念 イベント開催中(大牟田市)
その76回 公共交通機関としてコンパクトに空港と都市を結ぶ−5
■先人の明が新北九州空港を産んだ
□九州の玄関口として誇れる空港に夢を持って育てよう!
苅田商工会議所 三原晴正会頭に聞く
北九州空港誕生までの秘話と今後の期待
今日から10回連続で、北九州・苅田都市圏の産業史について生き字引ともいえる三原晴正苅田商工会議所会頭のインタビューを連載する。
北九州空港移転新設についての興味深い話がつづく。
-新北九州空港が産まれるきっかけを一番ご存知の会頭に誕生までのお話しを是非お聞かせ下さい。
三原:
苅田町は大正7年に豊国セメントが進出してから、多くの日本を代表する企業が進出してきました。その背景には九州の玄関に位置しておだやかな周防灘に面しているという地域の特性があった訳です。
しかしいくら地の利があってもその土地に新しい産業を興すのだ、という気概を持った人達がいなければ実際に企業の進出も捗らなかったでしょう。
豊津高校出身で時の奥村喜和男・内閣調査局調査官が、昭和初期に築港のために550万円(現在の価値で約30億)の国庫予算を付け苅田の発展が始まったと言えます。
その後も行政と苅田商工会議所は積極的に日本の中心産業となる企業を誘致して現在に到った訳です。そうした地元の熱意から企業誘致だけでなく、企業活動に必要なインフラとして新北九州空港を造ろうという気運が出てきたのです。
つづく(インタビュー・清田進)
━━ 北九州空港を考えるサイト
北九州から飛ぶ東京! スターフライヤー http://www.starflyer.jp
1便5:30 北九州エアターミナル http://www.kitakyu-air.jp/
とべとべ北Q 北九州空港振興協議会 http://www.tobetobekita-q.jp/
行政コラム・改革派前市長による希望の提言(12) 木下敏之前佐賀市長
■まだまだ削れる行政のコスト−2
《地方自治体はやることはやったか?》
市長在任中から今に至るまで、行政関係者から「地方自治体は財政が厳しいが、やることはかなりやった」という主張を聞くことがあります。残念ながら、多くの市民の皆さんが思っているとおり、まだまだ削減することができるところ、効率化ができるところは山ほどあります。
《あらゆるところで共同化を進める》
すでに事例も少数ながら出ているものもありますが、大きくコストダウンの効果を上げるものとして、業務の共同化に直ちに取り組むべきです。佐賀市役所では、隣町の下水の処理を受け入れましたが、80億円という効果がありました。ゴミ処理や下水処理などを共同化することは、これまでの投資費用を分担してもらえるので、とても大きな効果があります。規模の利益も働きます。
人口の減少が始まっている地域では、ゴミの焼却量はこれから減り続けますので、地域全体を見ると焼却炉の能力が余ってきます。近くの町の焼却炉が傷んできたら、そのまま立て直す計画が進む前にゴミを受け入れたり、延命化を図って共同で立て直したりすることが出来ないかを検討することです。
そもそも、市町村合併などを進める前に、業務改善と共同化を進めるべきであったのに、この手順を飛ばしてしまいました。合併後の自治体の枠を超えて共同化したほうがよいものもいくつもありますが、手付かずのままです。
つづく
本会議に先立つ議員全員協議会は、27日午前から開かれ延々午後3時まで開催された。このなかで議論されたのは、被害届けの取り下げについてであった。
ここでも問題になったのは、被害届けを取り下げるかどうかであった。
3月の全員協議会で、職員が事務上のミスをおこなったことは事実であり、公印管理を今後厳格にしていくことは当然であるとの意思の確認のうえ、旧柳川ホテルの売買をめぐっては柳川市には実質的な損害はないのだから被害届けの取り下げを市長に要請したところであった。これに対して市長は「検討してみる」との答弁を行ない、今日にまでに至っている。こうした経緯で27日の全協で市長の「検討」の結果を問うたものである。
市長は「検討したが取り下げない」と回答。この回答をめぐってまたもや紛糾。議論は3月と同様の堂々巡りとなったのである。誰が被害届でを出したのかについて二転三転の回答。被害届についても警察が出すように言ったので「提出」した。
こうした回答だからこそ、議員から「まともの被害届ではないから、取り下げてはどうか」という意見が出されるのはある意味では当然であった。しかし、最終的に市長は「取り下げない」と言明。
<記者に言わせれば、市長の答弁は議員からの追及を逃れるためだけのもので、「答弁偽装」の釈明、つじつま合わせに過ぎないだろう。>
長時間にわたる全員協議会では決着がつかず、舞台は3時過ぎから本会議へと移った。
本会議では、開始直後に森田議会運営委員長が発言を求めた。内容は、先ほどまで議論されていた被害届をめぐる問題にについてであった。
森田委員長は、旧柳川ホテルをめぐる有印公文書偽造事件に関わる被害届について、これまで市長が議会などで「警察から被害届を要請された」と発言していたことの真偽に関わる内容を明らかにした。この内容はインターネットによって広く市民、県民にあるいは全国に知らせられた。
(続く)
三池港開港100周年記念 イベント開催中(大牟田市)
三池港竣工(1908年)から100周年記念のイベントが三池港を中心に開催されている。7月21日には、巡視船「ちくぜん」寄航を中心にいろいろなイベントが開催された。この100周年記念イベントは9月まで開催される。
かつて炭鉱の町として福岡県、全国に名をはせ、日本の近代化の最先端を突き進んだ大牟田市。大牟田町制施行(1889年)、大牟田市制施行(1917年)から産業都市に発展した大牟田市は現在、1997年に三池炭鉱が閉山し、人口12万8千人の街になり、新たな街づくりの途にある。7月から開催されている100周年イベントは、三池港築港の祖と言われている團琢磨の歩みと共に考えていく催し物も予定されている。
7月28日には、福岡市のホテルオークラ福岡にて「三池港開港100周年記念シンポジウム」が開催される。この日は、麻生福岡県知事の記念講演や神田すみれ氏による創作講談、地域振興についてのトークセッションなど行なわれる(入場無料)。
また、8月9日から13日には、帆船「日本丸」が三池港に初めて寄航する。9月にはフォトコンテストも開催。写真を募集中である。
詳しくは、
(主 催)三池港開港100周年記念事業実施本部
福岡県・大牟田市・三池港にぎわい交流拠点づくり推進協議会
(問合せ先)福岡県 県土整備部 港湾課
電話:092-643-3674
大牟田市役所産業経済部 三池港・みなと振興室
電話:0944-41-2514
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