岡野バルブ製造(株)(本社:北九州市門司区、岡野正敏社長)は、7月23日、2008年11月期中間決算短信(連結)を発表した。
それによると、売上高は前年同期比9.2%増の6,282百万円、経常利益は同比16.9%増の1,022百万円、当期純利益は同比31.0%増の589百万円となっている。
当期は、基幹事業である電力用バルブの販売においては、海外向けは中国の案件を中心に引き続き好調さを堅持したものの、国内においては電力各社の発電設備に係わる設備投資に増加がみられず、大型受注案件の少ない需要環境に終始したとしている。
国内の発電所などにおいてバルブの保守点検を行なうメンテナンス事業においては、新潟県中越沖地震により同社グループの顧客である柏崎刈羽原子力発電所の定期点検工事が中断となるなど大きな影響を受けたとしている。
また、バルブ部門およびメンテナンス部門が連携した各種提案活動によるバルブ需要の掘り起こし、高付加価値の現地特殊工事などを精力的に展開し、増収となったとしている。
損益面については、工場稼働率の向上、現地における特殊工事の推進、効率的な工事消化などにより、原価の低減と利益の確保を図ったとしている。
岡野バルブ製造
http://www.okano-valve.co.jp/
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