環境問題が叫ばれる昨今、日本政府が公募した地球温暖化対策に積極的に取り組む「環境モデル都市」に北九州市をはじめ6つの市町が選ばれた。この環境モデル都市に選ばれたのは北九州市、水俣市、横浜市、富山市、北海道帯広市と下川町の6つの市と町。全国82地域からの公募で、選考基準は実現可能性や規範となるモデル性などから選ばれた。
北九州市は、若松区に循環型社会を作るべく「エコタウン地域」を設け、工場の廃熱を別の施設で利用するシステムや、海外への環境技術協力が高く評価された。洞爺湖サミットでも主たる話題となった温室効果ガス削減問題。工業都市として発展してきた北九州市には同時に公害問題が常に存在した。今回、北九州市が環境モデル都市に選定されたことで、一企業だけの問題ではなく、行政はじめ地域一体となって取り組むことが、問題解決への糸口であると示された。
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