◆ 01 九州地方開発推進協議会/
九州高速自動車道建設期成同盟会総会開催される(中)
◆ 02 宗像市長のマニフェスト検証大会、29日に(宗像JC)
◆ 03 対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その80回
三原苅田商工会議所会頭5
◆ 04 改革派前市長による希望の提言(12) 木下敏之前佐賀市長
まだまだ削れる行政のコスト−4
九州地方開発推進協議会/
九州高速自動車道建設期成同盟会総会開催される(中)
昨日行われた平成20年度九州地方開発推進協議会・九州高速自動車道建設期成同盟総会において、21年度の国土交通省に対する要望書案が審議されたわけだが、その際には、各県の知事または副知事から直接、意見・要望が伝えられた。括弧内は発言者。
大分県(広瀬勝貞知事)
● 現在では、地域によってばらつきのある高規格幹線道路の整備をすすめ、循環型の道路網にすればより発展する
● 道路特定財源の一般財源化についても地方財政に影響のないように道路特定財源全体(5兆4千億円)のうち「地方枠」3兆4千億の総額だけは何としても確保し、道路整備の遅れた地域に重点的に配分するようにする
● 農林水産業用燃料・資材・配合飼料価格高騰対策の強化
熊本県(安田宏正知事)
● 九州の「縦軸」としては九州道、九州新幹線鹿児島ルートがあり、また南九州自動車道西回りルートが整備されている一方、「横軸」の整備が遅れている。九州の横軸として、熊本と延岡を結ぶ「九州横断自動車道延岡線」、熊本と大分を結ぶ「中九州横断道路」、熊本と天草を結ぶ「熊本・天草幹線道路」の整備促進、及びこれらの道路を接続し、横軸の要となり、熊本都市圏の外環状道を形成する「熊本環状道路」の整備促進、国道57号の4車線化の早期完成
福岡県(中島孝之副知事)
● 九州新幹線鹿児島ルート開設に伴う各駅ホーム増設等につき、各自治体の負担の軽減
宮崎県(河野俊嗣副知事)
● 東九州自動車道、九州横断自動車道延岡線をはじめとする高規格幹線道路の整備促進
鹿児島県(仮屋基美副知事)
● 東九州自動車道と南九州西回り自動車道の建設促進
● 農林水産業用燃料・資材・配合飼料価格高騰対策の強化
沖縄県(安里カツ子副知事)
● 「沖縄振興計画」に基づく事業の推進
● 質の高い観光・リゾート地の形成、情報通信産業の高度化など自立型経済の向上のための産業振興
● 県民生活向上のための空港・港湾・道路等の整備、特に那覇空港自動車道と沖縄自動車道の整備促進と那覇空港の拡張
佐賀県(古川康知事)
● 九州新幹線西九州ルートの整備に際して、肥前山口~武雄温泉間を複線化する必要が生じたが、新幹線整備に伴い、地方が維持することとなる在来線について、鉄道輸送サービスの維持に係る負担を軽減するための制度の充実または創設
● フリーゲージトレインの技術開発促進と導入に際しての地方自治体の負担軽減措置
長崎県(金子原二郎知事)
● 九州新幹線西九州ルートの諫早~長崎までの延伸
● フリーゲージトレインが実現した後の、西九州ルートから外れた佐世保への乗り入れ
● 離島対策として、交流人口を増やすため、航空路線に対する補助
● 水産業への原油高騰対策の強化
インフラの整備状況については当然ながら「地域性」というものがある。整備が早々に進んだ地域もあれば、未だ「順番待ち」という地域もある。各県からの要望事項をみればそういった特性が浮き彫りになっている。
(つづく)
日下部晃志
訂正
昨日の記事で「21年度の国土交通省に対する要望書案が審議され、福岡県を除く各県及び福岡市、北九州市からの意見開陳の後、可決された。」とありましたが、福岡県も意見開陳を行っておりました。訂正してお詫び申し上げます。
宗像市長のマニフェスト検証大会、29日に(宗像JC)
宗像青年会議所(JC・戸波真也理事長)は、29日午後7時から、宗像市の宗像ユリックスで、谷井博美市長のローカルマニフェストの評価・検証大会を開く。
市長就任から3年目を迎えた時点での達成度を採点し、市民に公表するもので、評価の対象は、市民活動の拠点づくりや都市基盤整備など6項目について。
こうした企画は、昨年10月の池浦順文福津市長につづき2回目となる。
コーディネーターは「ローカル・マニフェスト推進ネットワーク九州」の神吉信之(かんきのぶゆき)氏。
入場は無料で定員は600名。お問い合わせ先は、事務局―0940-37-2903へ。
120回連載★対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その80回
■先人の明が新北九州空港を産んだ
□九州の玄関口として誇れる空港に夢を持って育てよう!
苅田商工会議所 三原晴正会頭に聞く
北九州空港誕生までの秘話と今後の期待(5)
-漁業補償の問題は起きてこなかったのですか。
三原 私の父が昔、硅石(セメント原料)を船で出していましたので、網を切ることがありました。父は、苅田は海から発展する町だからと漁業関係者を大事にして、すぐに補償をしていい関係を維持してきたものです。
空港を造るという話が進んできた時も、本当にありがたいことですが、地域の17漁協が協力していただき、スムーズに解決いたしました。
空港もメガフロートや鉄で造るなどの話しも出ましたが、魚が増えないので、置石をした方がよいということで、空港ができた今では空港島周辺はいい漁礁ができたためか魚が多く集まり、それを狙ってスナメリ(小型の鯨)まで寄ってきているそうです。
-できあがった新空港について今のお気持ちは
三原 山下局長が夢のようにして語った海上空港がこうしてできあがり、亀井知事、谷市長、尾形町長、安川会頭、のちに末吉市長と多くの人たちがこれを推し進め、30年来の建設促進活動が実現したことは本当に喜びの表現がないくらいです。
心配していた利用者数も順調に伸びてきていて立ち上がりは成功と言えるでしょう。できあがった空港を見るたびに地域の将来を考えた先人や関係者各位の明に改めて敬意を表したいと思います。
しかし現状に満足するのではなく、北部九州の今からを支えていかなければならない世代の方々には空港の将来をしっかり考えていただきたいと思います。
つづく(インタビュー・清田進)
━━ 北九州空港を考えるサイト
北九州から飛ぶ東京! スターフライヤー http://www.starflyer.jp
1便5:30 北九州エアターミナル http://www.kitakyu-air.jp/
とべとべ北Q 北九州空港振興協議会 http://www.tobetobekita-q.jp/
行政コラム・改革派前市長による希望の提言(13) 木下敏之前佐賀市長
■企業人が役所幹部になる時代−1
《民間で働いて見て、改めて役人を見てみると・・・》
私は、選挙で負けたあと、自営業者として2年以上働いていますが、その経験を踏まえて改めて役人というものを見つめなおして見ると、民間の方とは違う面がいくつもあります。その一つで、これから改革を実行していく際に絶対に変えなくてはならないのは、「役人は他の組織のマネをしない」ということです。
私は、省エネのベンチャー企業の経営にも携わっています。ちょっとしたことで大幅に電気代を節約できる方法がいくつもあるのですが、これを営業のときに説明すると、相手企業にタダでマネをされてしまう危険があり、個人的な信頼関係がない営業先の場合は、どこまでノウハウを出すか非常に気を使います。
役所の世界は全く逆で、ほぼタダで他の自治体ノウハウを入手可能ですし、他の自治体の優良事例が雑誌などに頻繁に掲載されるのですが、直ぐにマネをする自治体というのはとても少ないのです。
例えば、佐賀市役所は4年前に一台350万円の住民票の自動交付機を導入しましたが、現在でも、その倍以上の値段で自動交付機を買っている自治体がいくつもあります。
(このベンチャー企業は、佐賀市役所の二酸化炭素排出を40%削減するプランをタダで計画してくれた企業です。面白いですよ。ご関心ある方は、メールを下さい。)
つづく
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