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マックス北九州ニュース No.093 2008/07/31
マックス北九州ニュース
2008年7月31日 19:02

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01◆戸畑区一枝保育所の移転をめぐって
北九州市の「子育て日本一を実感できるまちづくりの推進」が泣く!

02◆北九州を楽しく元気にする人見つけた!
まちづくりを全て歌にしてしまう「歌う果物屋 山形公規さん」その2

03◆日韓自治体間交流と「竹島問題」(3)
「反日」一辺倒でない韓国の世論、韓日協調を重視するリアリストの声

04◆日韓自治体間交流と「竹島問題」(4)
~何故、日韓は人も住めないような孤島の領有権にこだわるのか~

05◆「事業継承支援セミナー、事業継承実践講座」開催

 
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01◆戸畑区一枝保育所の移転をめぐって
北九州市の「子育て日本一を実感できるまちづくりの推進」が泣く!

 一枝地域の8000を超える署名を添え、「一枝保育所を残して欲しい」という声は、子ども家庭局保育課に対してだけでなく、北橋市長と市議会保健病院委員会にも届けられたが、悲しいかな実情は理解されていない。

 なんとか一枝保育所を残して欲しいと願う保護者や地域住民は、保育課だけでなく、市議会や市長にもこの半年間積極的に働きかけを行なってきている。
 しかし保育課による役所内部の根回しが先行して、議員や市長には、保護者や地域住民の本当の声どれだけ理解されているのか大いに疑問である。
 先日、保健病院委員会に所属していない市議会議員2人(小倉南区と門司区)に一枝保育所移転の問題を聞いてみたが、「自分の区ではなく、詳しい話は聞いたことがないので、全く状況は分からない」との答えが返ってきた。
 そこで、これまでの陳情や審議を振り返ってみよう。

 3月10日、一枝保育所保護者会・一枝保育所を守る会は、市議会に陳情書を提出し、3月17日に市長質疑が行われたが、北橋市長の答弁は3月8日の保育課からの文書と一字一句変わらなかった!
 4月14日には、市議会で保健病院委員会が開催され、一枝保育所移転についてようやく公の場で質疑が交わされた。
 しかし保育所適正配置担当課長は、陳情書から提起されている問題には一切答えず、一方的に保育課の原案の正当性を述べるだけで、議員からの質問に対しても、「保護者会で繰り返し説明会を行ない、時間をかけて保護者の理解を得るよう努力している」と答えるだけであった。
 とにかく「仙水町への移転を実行しなければ、国からの今年度の交付金6600万円が使えなくなる」という半分脅しのような答弁を繰り返している。
 残念ながらこの保健病院委員会で移転反対の陳情は不採択となった。この後保護者会では、臨時役員会を開き、一枝まちづくり協議会へ支援の働きかけを行ない、保護者、地域住民が一体となって仙水町への移転に反対し続けることを決意している。
 6月9日には一枝保育所を守る会の代表が、直接北橋市長に面会し、仙水町への移転反対を申し入れている。
 市長への直談判でも状況が変わらないため、一枝保育所を守る会は移転問題の不条理を広く訴えていくため、マスコミへの資料配布、市庁舎前での抗議活動などを開始した。
 一度不採択となった陳情案は再度の審議はしてもらえないため、今度は移転反対ではなく、「現在の保育所に隣接した公園への移転という代替案」を再度議会に提出し、無事受理されたので、9月の保健病院委員会でもう一度審議されることになっている。
 こうした移転反対運動の広がりに、住民への説明を拒んできた保育課も仕方なく重い腰を上げ、7月22日にようやく第1回の住民説明会が開催された。しかし保育課の説明は、以前の内容を繰り返すだけで、仙水町移転への本質的疑問には一切回答がなく、全く意味のない、ただの「アリバイ作りの住民説明会」であった。

 記者もこの説明会を傍聴したが、これだけ保護者や地域住民をバカにした誠意のない、茶番劇を平気で行なえる「北九州の役人/保育課」は、ある意味ですごいのかもしれない。
 時折、出席した住民の鋭い突っ込みに顔を引き攣らせる場面もあったが、「役所が一度決めたことは何があっても撤回しない」という姿勢を通そうとする保育課の役人は、たぶんこの世界では模範生なのだろう。

 一枝地区の住民は、改めてこれまでに提出した公開質問状の13項目ひとつひとつに文書での回答を用意した上で再度の住民説明会を開催するよう保育課に要求して、22日の説明会は幕を閉じた。

 さあ、保育課が質問状に誠意をもって答えを出してくるかどうか、議論をはぐらかさずに出すかどうか、注目したい!
 北九州市民の皆さん、また特に市政を監視する役目の市議会の方々、保育課の動きに注目して下さい!
                           取材 松尾潤二
 
 
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02◆北九州を楽しく元気にする人見つけた!
まちづくりを全て歌にしてしまう「歌う果物屋 山形公規さん」その2

超ド・ローカルな曲でパワー全開♪ 

ライブに、FM放送に、イベントに、門司の名物作りに欠かせない存在だ(全文はこちら)。

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——これまでどのような活動をされてきているのでしょうか。

山形:
 大きなライブは、8年ほど前から門司港運の野畑社長などがメンバーの「フラッパーズ」といっしょに年1回、「門司横町の芸人達」と銘打って夏前に行っています。
 最初の頃はお客さんも200人程度だったのが、段々人気がでてきて1回では済まず、今年も6月末と7月中旬の2回にわたり約500名も集まっていただき、門司港の中華レストラン門司倶楽部が大盛況となりました。
 北九州でライブをやっている方々も段々増えていますが、オールディーズのコピーの曲が多いと思います。
 私の場合は、オリジナルにこだわり、どのライブでも自分の歌、門司・門司港サウンドとして頑張っています。

——ラジオでも結構活躍されているようですが。

山形:
 FMKITAQが開局した時に「みずき通り商店街ラジオ」というコーナーを地域の商店街の提供で立ち上げ、門司の情報を流していたのですが、予算が続かず3ヶ月で終わってしまいました。
 しかし番組スタッフの方から、もったいないという話をいただき、今は提供と関係なく日曜日19時から「門司情報探偵団」という番組をやらせていただいています。
 私の歌は門司の町にこだわった超ド・ローカルなものが多いのですが、この番組も、更にディープな門司の話が多いので、ぜひ一度お聴きいただければと思います。

——最近、門司港名物として話題となっている「チャンラー」の歌も作られたそうですね

山形:
 友人のミッキー高見が、東門司が発祥のチャンポン麺を使った「チャンラー」というのがあると言うので、門司港の「里心」で食べてみると本当に美味しかったのです。
 せっかくなので、知り合いの『アエラ』の記者に門司港名物として教えたら、記事になり、それからいろいろTVや新聞などで取り上げられ「チャンラー」が、門司港名物の麺だと話題になったのです。
 その勢いで知り合いがこの5月に門司港レトロに「ちゃんらー亭」を開いたこともあり、応援のつもりで『チャンラーの唄』を作ったしだいです。
 最近では、JFLに昇格して更に上のJリーグ入りを目指して頑張っているサッカーチーム「ニューウェーブ北九州」を応援し、ホームスタジアムを門司にもってきて欲しいという願いを込めて『おいでよ大里へ・ニューウェーブ』という歌も作ったところです。
                       
(山形さんのお店では、贈答用の美味しい果物だけでなく、贈答用としては表面に少し傷がついたものの中身は一級品の果物を使った、奥さん手造りのジャムやクッキーもいっぱいあるので、一度訪れる価値あり!)

http://www.geocities.jp/mojiyamagata/

取材 松尾潤二

続く
 
 
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03◆日韓自治体間交流と「竹島問題」(3)
「反日」一辺倒でない韓国の世論、韓日協調を重視するリアリストの声

 韓国で実施されたオンラインサイト(www.saramin.co.kr)でのアンケート調査によれば、回答を寄せた20~30代の男女、約千4百人の内、その8割以上が「反日感情が高まった」と答えている。

 「独島を守る運動に参加する意思があるか」との問いには、回答者の9割近くが「参加する」と答え、運動の方法としては「インターネットを通じた抗議運動」が最も多く、「日本製品の不買運動」も4割以上に達した。
 「独島問題に対応する上で韓国の課題はなにか」との問いに対しては、「日本に比べ国力・経済力が劣位」との回答が最も多く、次いで「体系的な計画の不備」や「専門的資料の不足」など、独島問題への真摯な取り組みの欠落を指摘している。

 また、独島問題に対する日本側の対応から学ぶべき点として、「緻密なシナリオに基づいた異議申し立ての手法」が最も多く、「徹底的な資料収集」、「海外ロビー活動の強化」などが上げられた。
 独島を守るためには国際世論の活用が重要との認識が高く、具体的な手段として「関連する歴史資料の収集」や「国際サイトへの独島表記運動」などを通じて、国際社会にアピールすべきとの回答が半数以上に達した。

 しかし、こうした韓国内の反日感情の高まりに対して、ニューライト財団理事長の安秉直(アン ビョンジク)ソウル大学名誉教授は「冷静な対応が必要」との見解を述べている。
http://www.viewsnnews.com/article/view.jsp?code=NCB&seq=37738
(韓国語)
 
 安理事長は、今回の日本側の措置について、「日本も韓国も、自国の領有権を主張する国として、相手が自分のものだと言えば、もう一方が自分のだと言い返すのは当然のこと。これが世論化されて日本社会や韓国社会で騒ぎになれば、独島が国際紛争地化する。国際紛争地化して韓国の得になることは無い」と語った。
 また、安理事長は「そもそも現状で、我が国が日本よりも法律的・史料的証拠を多く持っているとは必ずしも言えない」とまで発言。韓国内では日本政府の主張と脈を一にする「妄言」として反発を招いている。

 「独島問題は韓日関係における幾多の問題の一つに過ぎない。韓国が発展するためには日本と協調せねばならないことが多い。韓国が国際的な協力のもとに韓国社会を良くしようとするなら、解決の見込みが無い問題をしきりにクローズアップさせ、韓国の先進国化という大きな方向を見誤るような愚かなことをしてはいけない」と主張する安理事長は、究極的な解決が難しい「独島問題」を当面棚上げして、協力すべきことは協力するという選択肢もあると強調した。

 -つづく-

(文責:森脇喜一)
 
 
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04◆日韓自治体間交流と「竹島問題」(4)
~何故、日韓は人も住めないような孤島の領有権にこだわるのか~

 竹島(韓国名:ドクト「独島」)は、隠岐諸島の北西約157km、韓国・鬱隆島(ウルルンド)の南東約92km位置し、2つの小島と数十の岩礁からなる総面積約0.21平方km、日比谷公園とほぼ同面積の火山島だ。周囲は断崖絶壁で全島に立木は無く、飲料水は溜まり水に頼る他ない不毛の孤島である。

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 しかし、この島の領有権を手に入れれば、沿岸から200海里(約370km)という広大な領域の水産資源や海底資源を探査・開発できる排他的経済水域(EEZ)の設定ができる。日韓両国が互いに領有権を主張し、一歩も譲らないのはこのためだ。

 現在、漁業権が最大の問題なっているが、にわかに注目され始めた竹島周辺の海底資源の存在が「竹島問題」を余計にこじらせている。最近発表された韓国科学技術院(KAIST)生命科学工学科の李勲(イフン)教授チームの調査によれば、独島周辺海域の海底には天然ガスに転用できる厖大な量の「メタンハイドレート(Methane hydrate)」が存在するとのことだ。地震波による分析では推定埋蔵量6億トン。これは韓国の年間天然ガス使用量の30年分に相当する量で、それ以上埋蔵されている可能性が高いという。
 李教授は昨年、海底のメタンハイドレートからメタンガスを採取する技術を韓国で特許登録し、米国や日本でも特許申請中だ。2014年までに独島周辺でメタンガスを安全に採取する目標を掲げている。
 
 一方、日本政府も2016年までに同海域におけるメタンハイドレートの商業化に必要な技術を完成させるとしており、韓国側の動きをけん制する狙いで、今回、竹島の領有問題を明記したものと考えられる。
 日本はもちろんのこと、中国側から見ても決して採算性のある事業とは思えない東シナ海のガス田開発に比べれば、エネルギー資源小国の日韓双方にとって竹島周辺はかけがえのない海域だ。その基点となる竹島(独島)の領有権は互いに譲歩できないわけである。

 そうした意味で、竹島の領有権問題は「自尊心」や「ナショナリズム」では解決できない日韓両国のシビアな経済問題に発展しており、第三者である国際司法裁判所の客観的な審判を受けるより解決の方法はない。
 しかし、ここで重要なことは、親密になってきた日韓の友好関係を未来に繋ぐという信念を堅持しながら、日韓双方が歴史的な事実を歪曲することなく、フェアな精神と外交力を駆使して、互いに自国の領有権の正当性を国際社会にアピールしていくことであろう。

-つづく-

(文責:森脇喜一)
 
 
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05◆「事業継承支援セミナー、事業継承実践講座」開催

 後継者不在による廃業は全国で年間7万事業所にも達する。廃業に伴う雇用や技術の喪失を防ぐため、北九州商工会議所では事業継承支援センターを開設した。

 親族や従業員への継承、外部からの雇い入れやM&Aなど、あらゆる事業継承ニーズに対応したセミナーを下記要領で開催する。
 
● 事業継承セミナー

 第1部(13:30~15:00)
   テーマ: 中小企業が成功する「継承」戦略 
~企業継承の考え方と実務~
   講 師: 企業再建・継承コンサルタント協同組合
        代表理事  真 部 敏 巳 氏
 第2部(15:10~16:10)
   テーマ: 創業家からの事業継承 
~私が経験したMBOとM&A~
   講 師: キューサイ株式会社
        代表取締役社長  藤 野  孝 氏
 個別商談会(16:10~18:00)

 □ 日 時: 2008年8月1日(金) 13:30~18:00
 □ 場 所: ステーションホテル小倉 4・5階 (小倉北区浅野1丁目1-1)
 □ 定 員: 100名(先着順)

 □問合せ先: 北九州商工会議所 事業継承支援センター
        TEL:093-541-0188   FAX:093-531-1759

 ● 事業継承実践講座
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 場 所: 毎日西部会館9階(小倉北区紺屋町13-1)
 定 員: 50名(先着順)
  
問合せ先: 北九州商工会議所 事業継承支援センター
      TEL:093-541-0188   FAX:093-531-1759
 
 
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