東京では、ガソリン価格高騰の影響で、渋滞がかなり緩和されてきており、東京都の調査でも前年同月比1~3%(月により異なる)首都高速の利用車両も減少しているとしている。その結果、駐車場の利用率も落ちている。
福岡の場合、原油以上に暴騰した天神・大名地区の駐車場料金、30分300円の駐車場がザラにあり、土地の高騰に便乗したものになっている。思えば、東京の度真ん中の価格を大名や今泉に持ってくるとは利用者に対し失礼である。
確かに国内外ハゲタカファンドが福岡都心部を買い漁り、地価が高騰したが、既に天の罰が降り、サブプライムローン問題が福岡にも波及して、同地区の2等地を買い漁る姿はなくなった。しかしこの間に駐車場が建物に変化し、駐車場が少なくなったことも事実。コインパーキングの料金は高騰させたままで、駐車場価格は会社の経費を圧迫、個人負担も重い。
駐車場の管理会社が率先して値上げしているようであるが、「奢れる者久しからず」である。東京では駐車場の利用率まで減少しているのが現実である。利用者は料金が高ければ2度と同じ駐車場に入れない。経営者は値下げして利用率を上げた方が得策であろう。