テムザックと井筒屋が世界で初めてのロボットショッピング実験を行った。
7月10日(木)午後、小倉北区のデパート井筒屋で、テムザックのロボットを使って、在宅のまま携帯電話で買物をする実証実験が行なわれた。
買物をしたい祖母の体調が悪く、出掛けられないので、孫の女性とロボットが代わりに井筒屋を訪れたという設定である。
祖母は、ドコモのTV電話付き携帯電話で井筒屋の店内を見ながら、自宅でロボットの操縦を行っている。
目的地の帽子売り場に着いて、品定めをして、孫の女性が帽子を被って見せている。
これまでの通信コミュニケーションは、音声や画像だけであったが、ロボット技術と携帯電話の通信技術が結びつくことで、「3次元コミュニケーション」を可能にしたことが画期的である。
自宅にいたままで、例えばニューヨークやロンドンの街を歩き回り、自分の好きな店で、自分の好きな商品を見つけ、買物ができるようになる。まだテスト段階だが、これから新しい通信ビジネスを生む可能性が大きく、テムザックの次の展開に期待したい。