北九州市子ども家庭局保育課は、あくまで九州工業大学との換地により市の土地となった、仙水町への保育所移転を強行しようとしているが、「一枝保育所保護者会・一枝保育所を守る会」ではこれまでいくつかの代替案を検討し、保育課側に提案を行っている。
その中のいくつかを紹介しよう。
代替案(1)隣接する公園への移転案
現在の一枝保育所のすぐ横には「岩ヶ鼻北公園」がある。八幡東区の大蔵保育所でも隣接する祝町1丁目西公園に移転建替えた例があるので、公園を管理する市の建築都市局との調整しだいで可能性の高い案だろう。
代替案(2)現在の保育所での建替え案
隣接する公園にプレハブで園舎を仮設し、その間に現在の場所に新保育所を建設する案だ。現保育所に隣接する土地も買収交渉は可能なので、面積を広げ、駐車場を作ることも可能になる。
(今の面積でも3階建てにすることで、駐車場を確保できる案もある)
代替案(3)廃業予定の「一枝幼稚園」の活用
これは「一枝保育所保護者会・一枝保育所を守る会」からの案ではないが、3年後に廃業を決めた一枝幼稚園側から申し出があったものだ。具体的条件のやりとりはまだ進んでいないが、時間をかければ十分検討可能だろう。
こうした現実的な代替案があるにもかかわらず、保育課は仙水町への移転は「決定事項」として保護者・住民の意向を全く聞こうとしていない。平成20年度分として国からの補助金6600万円が確定しているので、保護者や住民の声を聞くよりも、とにかくこの9月から移転工事に着工することが大事らしい。この北九州のお役所は。
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